さらに、「Art Editions」として、前衛芸術家の草間彌生氏に続いて端末コンセプトを発表したのは、彫刻家の名和晃平氏、フラワーアーティストの東信氏。名和氏は、既存のiidaモデル「PRISMOID」をベースに、透明な球体を無数に付着させた「PixCell via PRISMOID」を表現。この球体は、名和氏の代表的な表現手法で「Cell」と名付けられたもの。PixCellは、同様のCellを張り付けたモニタとセットとなり、赤外線通信で携帯内の画像などを表示することができる。

Cellを無数に組み合わせた携帯とモニタからなる「PixCell via PRISMOID」

彫刻家の名和晃平氏

PixCellによって、写真(これは人物写真)を表示すると不思議な表現になる

東氏は、フラワーアーティストらしく植物をあしらうことができる携帯「BOTANICA」を発表。ラフレシアやバオバブ、ゴヨウマツ、ヤマザクラなど40種類の植物の模型を、携帯本体や置き台に植えるように差し込み、デコレーションを加えることができる。

発表会場に現れた緑の空間

この一角に置かれていたのがBOTANICA(写真中央)

携帯電話と置き台に緑のデコレーションができる

BOTANICAを説明するフラワーアーティストの東信氏

なお、Art Editionsの2つの作品は、現時点での商品化は未定だ。