KDDIは13日、「iida」ブランドの携帯電話の新製品とその周辺アイテム「LIFESTYLE PRODUCTS」を7月下旬以降発売すると発表した。iida携帯電話としてはプロダクトデザイナー坪井浩尚氏がデザインした「LIGHT POOL」を発売する。価格はオープンプライスだが、実売価格は4万円台前半になる見込み。

iidaブランドの新端末「LIGHT POOL」

iidaは、KDDIがアーティストやクリエイターなどとコラボレーションして携帯電話の新しいデザインやその周辺機器、それを持つことによるライフスタイルの変化を実現しようという新ブランドで、これまで「G9」や「misora」「PLY」「PRISMOID」「lotta」といった端末をリリース。さらにアート作品を目指した「Art Editions」として、「宇宙へ行くときのハンドブック」「私の犬のリンリン」「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」をリリースしてきた。

新端末となるLIGHT POOL(東芝製)は、「風景」を目指したという三角形を組み合わせたトラス状の構造と面で構成された独特のデザインを採用。建築物のフレームと窓も想定されており、22個のLEDを配置して音楽に合わせてリズミカルに輝く工夫も加えている。この光と音楽については映像作家で音楽家の高木正勝氏が担当した。

表面を覆う三角形のパートで構成されたトラス状のデザインが目を引く。面取りされ、やや丸みを帯びたボディで持ちやすさにも配慮されている

本体を開くと、大きめのボタンで押しやすさにも配慮。内部のカラーリングも本体カラーによって異なる

本体側面

この光と音楽のパターンは100のバリエーションがあり、「Spring」や「Circle」などのテーマからなる10パターン、着信時の60パターン、毎時0分に光が数字を表現する時報モードといった複数のバリエーションを用意した。

別売の卓上ホルダ

音楽に合わせて輝くLED

本体のインタフェース

本体サイズは約110(H)×50(W)×17.8(D)mm・約132gで、約3.2型フルワイドVGA TFT液晶、有効約808万画素CMOSカメラ(AF付き)を搭載。連続通話時間は約220分、連続待受時間は約290時間となっている。本体カラーはWHITE、PINK、BLACKの3色。海外での利用ができる「グローバルパスポートCDMA/GSM」にも対応する。