操作性でポイントとなるのが、液晶画面の下に配置されているジョグキーだろう。上下左右の選択や決定などを最小限の指の動きだけで操作できる。また、テンキーを出さなくても表に配置されているボタンのみで、アドレス帳の呼び出しや発信、掛かってきた電話への応答などが可能である。

画面の下に配置されたジョグキーを上下左右に倒して操作を行う

従来モデルのSA001(画像右)もジョグキーを搭載する

スライドタイプならではの機能が「オープン通話」と「クローズ終話」だ。掛かってきた電話に出る場合に、テンキー部分をスライドさせるだけで通話できる。スライドさせて携帯を閉じれば終話の操作となる。また、「メール返信」機能として、メールを読んでからスライド操作で携帯を開けば、すぐに返信できるというのも注目だ。そして、さらに魅力的な機能が「オープンシャッフル」だ。待ち受け画面を「オープンシャッフル」に設定し、写真のフォルダを選択すれば、スライドするごとに待ち受け画像が変化し、フォルダ内の写真が順次表示される。

テンキーでの入力時に活躍するのが先述のジョグキーである。画面の下半分に表示される予測候補語から、単語を選択する際にジョグキーを用いる。微妙な力加減でジョグキーを上下左右に動かし単語を選択するのは、なれれば快適に感じるかもしれない。

SA002のテンキーは、スライド下部にコンパクトに収まっている。キー部分は、各キーの左右に間隔を設けることで、キーの押し間違いを防いでいる。

SA002とSA001のテンキー。SA002にはキーの左右に間隔が設けられている