MacBook Proシリーズの代名詞ともいえるシンプルで美しいボディデザイン。この筐体は1枚のアルミニウムから削り出されており、13インチから17インチまですべてのMacBook Proで採用。このデザインは「ユニボディ」と名付けられ、アップルがこだわっている部分でもある。

たとえば液晶パネルを開閉する際に指をかける部分は、深すぎず浅すぎずといった絶妙なバランスの溝が掘られている。このおかけで本体が浮き上がることなく指一本で開閉できる。底面に関しても凹凸がなく、非常にフラットな形状をしており、Windowsノートにありがちな、シリアル番号のシールの貼り付けやバッテリ取り外し用のノッチなど、デザインを汚すようなものは一切ない。

さらに、トラックパッド部分には左右クリックを行なうためのボタンはなく、トラックパッド自体がボタンの機能も兼ねている。クリックするとトラックパッド自体が少し沈み込み、ボタンとしての役割を果たす(システム環境設定でタップでクリックに変更することも可能)。この辺りのデザインのこだわりは、ハードとOSの両方を手がけているアップルだからこそできる仕様でもあり、Windowsノートにはなかなか実現しづらい部分でもある。

全体のデザインについては、旧モデルから変更されたわけではないので、細かい内容については以下の写真で説明する。ちなみに本体の重量は約2.99kgとなっており、重いと感じるかもしれないが、同液晶サイズノートの中では軽い方だ。

本体左側に主なポートが用意されている。左からMagSafe電源アダプタ、10/100/1000BASE-T対応有線LAN、FireWire 800、Mini DisplayPort、USB 2.0×3、オーディオ入力、オーディオ出力、ExpressCard/34スロット、そして右にある丸いボタンはバッテリ残量をチェックするインジケータランプ点灯用スイッチだ。ボタンのさらに右にLEDライトが並んでおり、点灯する数でバッテリ残量がわかる

本体右側には8倍速のDVDスーパーマルチドライブとセキュリティスロットが用意されているのみ

本体手前には右端にスリープ状態を表すスリープインジケータライトと赤外線レシーバーが用意されている。スリープ状態の場合は点滅する

キーボードは13インチから17インチまで共通のもの。キーボード横にはスピーカーが内蔵されている

内蔵マイクは液晶の左下、キーボードの左上あたりのヒンジ部分に用意されている。小さな穴が空いているだけなので通常は目立たない

液晶上部にはiSightカメラとインジケータランプが内蔵されている

電源ボタンはキーボードの右上に用意

電源プラグはMagSafeコネクタとなっており、ポートに近づけると磁気によってコネクタが吸い付くようにつながる

底面はフラットになっており、ゴムの滑り止めが4つ付いている。またシリアルナンバーはエッチング処理されている