今年の4月にラインアップが刷新されたMacBook Proシリーズは、外観こそ前モデルから変化はないものの、その中身は大きく変わっている。
たとえば、15インチモデルの場合、CPUはIntel Core i5/Intel Core i7に、グラフィックスはNVIDIA GeForce GT 330Mに変更され、Intel Core 2 Duoを採用していた従来モデルに比べて最大1.5倍高速になった。しかもスピードが速くなったにもかかわらずバッテリ駆動時間は逆にアップしており、満充電状態で最大8~9時間の連続駆動が可能になっている。
ディスプレイは、従来と同じ1,440×900の光沢(グレア)液晶パネルだが、今回よりApple StoreのBTOで1,680×1,050の高解像度タイプの液晶も選べるようになった。しかも、高解像度タイプの液晶は光沢と非光沢の2種類から選択することが可能。光沢タイプは発色が鮮やかで見栄えがする反面、映り込みが激しく、デザインなどの細かい作業には不向きというデメリットも持ち合わせているので、このオプションを心待ちにしていた人も少なくないはずだ。
インタフェース周りは従来から変更はなく、USB 2.0×2とFireWire 800、SDメモリーカードスロット、Mini DisplayPort、オーディオ入出力などを装備する。通信関連は、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LAN、1000BASE-T対応の有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを搭載。このほか、Webカメラ「iSight」も標準装備している。
入力周りも従来と同様で、バックライト内蔵のアイソレーション式キーボードとマルチタッチ対応のガラス製トラックパッドを搭載する。ただし、トラックパッドは今回より新たに慣性スクロールに対応しており、より直感的かつ滑らかに操作できるようになった。