ESPRIMO FHシリーズには、「FH900/5AD」「FH700/5AT」といった、フルHD対応23型ワイドディスプレイ搭載の高スペック機種も存在する。その中で、20型ワイド液晶搭載という、通常のデスクに設置しても違和感がないサイズの機種としてまとめられた「ESPRIMO FH550/3AM」は、一般的な意味ではフラグシップモデルとは呼べないだろう。しかし、先進的でなおかつ面白い機能を積極的に取り入れたモデルなのは確かだ。
PCの使い道としてTV録画やDVD/Blu-ray鑑賞を挙げるタイプのユーザーも、最先端のCPUや大容量のメモリといった要素だけでなく、DVDコンテンツを3D動画に変換できる点やジェスチャーコントロールの面白さに着目するのではないだろうか。
また、富士通WEBMARTであれば、直販価格199,800円と手頃なのも魅力だ。3D TVに興味はあっても、高価格すぎて手が出ないという人は多いだろう。映像ソースが充実していなければ買いにくいという考え方もある。そうした中で、手頃な価格でしっかり使えるPCとして構成され、楽しめる要素として3D機能が搭載されているFH550/3AMならば手を出しやすい。今後続々と発売されるであろうBlu-ray 3Dソフトの発売を楽しみにしている人や、3D映像を自分なりに作って遊びたいという人にもうってつけだ。
■試用機の仕様 | |
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FMV-ESPRIMO FH550/3AM | |
Intel(R) Core(TM)i3-350M Processor(2.26GHz) | |
Mobile Intel(R) HM55 Express Chipset | |
4GB(最大8GB) | |
1TB | |
Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応) | |
Intel(R) HD Graphics(CPU内蔵) | |
3D対応高輝度20型ワイド スーパーファインVX液晶(1,920×1,080/フルHD) | |
地上デジタル放送ハイビジョンTVチューナー×2(ダブル録画、ダビング10対応) | |
ステレオスピーカー、マイク・ラインイン兼用端子、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子、High Definition Audio | |
IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、10/100/1000BASE-T対応有線LAN | |
USB 2.0×5、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリカード/メモリースティック対応) | |
約W497×D198×H391/約10.4kg | |
Windows 7 Home Premium(32/64bit) | |
Microsoft Office Home and Business 2010、ノートン・インターネットセキュリティ 2010 90日体験版、Fujitsu PowerDVD9 3D Player 他 | |
199,800円(富士通WEB MART/2010年6月現在) |