標準4セルバッテリで約2時間駆動
ベンチマーク結果は以下表の通り。グラフィックス機能がチップセット内蔵であるビジネスモデルだと考えると、ごく標準的な結果だといえそうだ。特筆して高いものも低いものもなく、平均的に安定しているモデルであることがわかる。
FFBench3のLowモードを無限ループさせた場合の駆動時間は1時間54分04秒。大型機としてはだいぶ持ったという印象だ。標準バッテリの4セルでこれだから、オプションで6セルバッテリや9セルバッテリを選択し、さらに省電力設定を心がければ業務時間いっぱいを外で過ごすという使い方もできるかもしれない。少なくとも、プレゼンテーション等には安心して利用できるだけの力がある。
■Windowsエクスペリエンスインデックス | |
プロセッサ | 6.5 |
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メモリ | 5.5 |
グラフィックス | 4.0 |
ゲーム用グラフィックス | 5.1 |
プライマリハードディスク | 5.8 |
■3DMARK 06 | |
3DMark Score | 1576 |
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SM2.0 Score | 469 |
HDR/SM3.0 Score | 641 |
CPU Score | 2758 |
■PCMARK 05 | |
PCMark Score | N/A |
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CPU Score | 7411 |
Memory Score | 6246 |
Craphocs Score | 2658 |
HDD Score | 4886 |
意外に軽くて意外にロングライフな大型モバイル
モバイル機といえば小型軽量なのが当たり前だが、ビジネスで使う場合には大型機が欲しいこともある。客先でデモンストレーションをしたり、小規模な会議で資料を参照したりと、プロジェクタを使うほどではないが数人で画面をのぞき込みたい機会はある。しかしデスクトップの代用となり得る大型ノートPCは重く、バッテリーも補助程度にしか持たない多い。そこで使いたいのが「ThinkPad L512」だ。
モバイルと呼べる大きさではないが、持ち歩けないほどでもない2.57kg。特に長持ちというわけではないが、標準4セルバッテリで約2時間はしっかり働いてくれる寿命。オプションに9セルバッテリまで用意されているあたり、がんばって持ち歩いて使ってみてはどうでしょう、という開発者の声が聞こえてくるようだ。
出先でさっと取り出して少しだけ仕事をするのではなく、外出先でしっかりつかいたい、家でもオフィスでも同じマシンをフル活用したい小規模企業の従業員など、大型機を持ち歩きたいという需要にジャストで応えてくれる、よく考えられたマシンだ。
■試用機の仕様 | |
型番 | ThinkPad L512 25985ZJ |
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CPU | Intel Core i5-520M(2.4GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM55 Express |
メモリ | 2GB |
HDD | 250GB |
グラフィックス | Intel HDグラフィックス(CPU内蔵) |
ディスプレイ | 15.6インチワイド(1,366×768ドット) |
ネットワーク | GigabitEthernet×1、IEEE802.11a/g/n、WiMAX、Bluetooth |
インタフェース | USB 2.0ポート×2、Powered USB 2.0ポート×1、eSATA/USBコンボポート×1、外部ディスプレイポート、Expressカードスロット×1、7in1マルチカードリーダ×1 |
本体サイズ/重量 | W380×D247×H32~36mm/約2.57kg |
OS | Windows 7 Professional |
付属品 | ACアダプター、電源コード、マニュアル、保証書等 |
参考価格 | 124,950円 |