一方、台湾のハイテクタウンである新竹市で昨年からWiMAXサービスを開始し、今年の5月24日から台北でもサービスを開始した「Global Mobile」は、先行するVMAXを追い抜こうと大胆なプロモーションを行っていた。
Global Mobileは1週間の無料キャンペーンの提供や、豊富なWiMAX端末を提示。来月には日本のUQと同様のプリペイド方式も開始予定で、契約無しでいつでも利用できる手軽なサービスを提供する予定とのことである。さらに、今年第3四半期にはVoIPサービスも本格的に展開予定とのことで、Mediatek製の音声通信対応のAndroid端末も参考展示していた。
台湾のWiMAXサービスは、国土を南北の2地域に分け、それぞれ3社、合計6社に事業者免許が与えられている。北部でサービスを開始予定の「大衆電信」は、本業のPHS事業が不振のためにWiMAXに今後注力予定で、現在は新竹市でテストサービスを開始、年末にも台北でのサービスインを目指しているとのこと。また南部ですでにサービスを提供中の「大同電信」は、水道やガスのメーターにWiMAX機器を組み込んだM2M用途端末の展示も行っていた。