Mac OS XメーラMail.appとMicrosoft Online Services

Mac OS Xには最初からメールアプリケーションMail.appが同梱されている。複数のアカウントを扱うことができ、なかなか出来もいい。

MacBookなどを使っている職場では、Mail.appをメールクライアントとして使っているケースは少なくないだろう。幸い、Mail.appはそれ単体でMicrosoft Online ServicesのExchange Onlineと連携できるようになっている。アカウントの追加でMicrosoft Online Servicesメールアドレスとパスワードを入力すればそのまま対応したアカウントを作成できる。

Mac OS X Snow LeopardのMail.appでアカウントの作成。メールアドレスにMicrosoft Online Servicesのメールアドレスを入力

チェックが実施される。この作業にはしばらく時間がかかることがある。

チェックに成功するとアカウントタイプが「Exchange 2007」のように認識されるようになる。

Mail.appでMicrosoft Online Servicesメールの内容を閲覧しているところ

途中のチェック処理には長い時間がかかることもある。テスト用に新規アカウントを作成し、ネットワークへの接続がよい状況で試しにやってみるとよさそうだ。Mail.appがそのまま使えるというのはMac OS Xが使われている職場でMicrosoft Online Servicesを導入する場合にかなりいいポイントといえる。

Mac OS XとMicrosoft Online Services

Mac OS X向けにはWindows向けと同じく、デスクトップアプリケーションと同期するための「Microsoft Online Services サインイン」アプリケーションが提供されている。今のところ提供されている機能はEntourage 2004/2008/2008 EWS、Outlook Webアクセス、Live Meeting、ポータルサイトへのアクセスなど。メーラとしてEntourageを使っている場合などはこの機能を使って同期する必要がある。

「Microsoft Online Services サインイン」をSnow Loepardにインストール

同期を実施 - ユーザ名には@以降のドメイン名も含むメールアドレスを記入する

サインイン中

サインイン実行中 - ランチャにもなっている

インストール手順や同期手順、起動するサインインアプリケーションの内容などはWindows版と同じだ。「ダウンロードの詳細 : Mac 用サインイン」から最新のアプリケーションをダウンロードしてきてインストールして使用する。 以下、関連記事を挙げておくので、こちらも参考にしてほしい。

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