撮影した画像は、画面下に小さなサムネイルが表示され、直近の画像をプレビュー表示で確認できる。プレビュー表示では、拡大縮小表示や削除、メールやBluetoothなどでの送信機能、連絡先や壁紙への登録が行える。
ビューワーアプリで撮影した画像を閲覧したい場合は、サムネイルの近くにあるフィルムアイコンをタッチすればいい。するとレビュー第2回で紹介したMediascapeで画像を閲覧できる。
Xperiaのカメラは、ソニーのタッチパネル搭載コンパクトデジカメの「サイバーショット Tシリーズ」あたりに近い印象。ISO感度の設定ができない点や縦持ち時の撮影しにくさなど残念な点はあるが、シャッターボタン押下時のタイムラグは携帯カメラとしては短めな印象で、カメラとして使いやすい。
画質は、本職のデジカメと比べるのは酷だし、細部の描写は携帯カメラといった印象。派手めの被写体だと色が飽和しがちだが、テンポ良く撮影できるし、うまくヒットすれば見栄えのいい写真が撮影可能だ。フルサイズの800万画素で撮影しても、軽快に撮影できるのがメリットだ。細かい点だが、撮影情報がきちんとEXIFに記録されるのは好感が持てる。
なお、アプリ配信プラットフォーム「Android Market」では、カメラアプリもいくつか配信されており、トイカメラ風の写真が撮れるなど、標準カメラアプリでは撮影できないような画像が記録できる。カメラ機能を拡張できるのも、スマートフォンならではといっていいだろう。