スマイル検出は、人の顔を検出し、笑顔になると自動的にシャッターを切るという機能。設定から大笑い、普通の笑顔、ほほえみという3段階の笑顔を設定できる。レリーズタイムラグがあるため、笑顔になった瞬間を確実に収められるというわけではないが、笑顔を収めやすくなることは確かだ。

顔検出をしたところ。スマイル検出時は、笑顔になると自動でシャッターが切れる

タッチ撮影は、画面のタッチした部分にAFをあわせて撮影する。タッチAFの機能がほかの撮影モードと分離しているのは、ソニーのタッチパネル搭載デジカメにも共通した仕様だ。撮影は、タッチしたところにいきなりAFをあわせて撮影する形。AFが望んだ場所に合うかどうか分からない上に、ピントが合わなくても撮影されてしまうのが気に掛かったが、完璧な撮影よりも手軽さとスピーディさを求めたのかもしれない。

画像サイズは800万画素、600万画素(16:9)、200万画素(4:3/16:9)の4種類から選択可能。電子式手ブレ補正が使える600万画素以下の設定で撮影するのが、一番バランスがいいように感じた。アスペクト比16:9では、Xperiaの画面一杯に使って撮影可能だ。

シーンモードでは、ポートレート/風景/夜景/夜景ポートレート/スポーツ/パーティ/ドキュメントから選択できる。フォーカスモードは、撮影モード標準の時のみ選択でき、シングルAF、マルチAF、マクロ、顔検出、無限遠を設定可能。ほかにも、露出補正アイコンが表示されており、アイコンをタッチすると補正バーが表示され、それを指で左右にスライドさせると、露出をかんたんに変更できる。

露出補正バー

メニューボタンから「詳細設定」を選ぶと、さらにフォトライトやセルフタイマーのオンオフ、中央/平均/スポットという3種類の測光、自動/電球/蛍光灯/太陽光/曇天のホワイトバランス、手ブレ補正のオンオフ、ジオタグを埋め込むかどうかの設定などが選べる。

詳細設定画面

動画撮影モードに切り替えると、撮影サイズ、シーン、撮影モードから選択できる。ムービーサイズはワイドVGA/VGA/QVGAに加え、YouTubeモードを搭載。メニューボタンを押して表示される「詳細設定」からは、フォトライトや測光、ホワイトバランス、手ブレ補正といった設定が可能だ。

動画撮影モード時の設定画面。動画は縦持ちしてもUIは縦にならない。基本的には横にして撮影する