続いては、USBケーブルを使った700-SBT004の充電でバッテリ残量計測を行ってみた。先ほども触れた通りUSB充電の場合は蓄電用LEDが消灯するので、こちらは満充電にしてからのチャレンジだ。
パソコンと700-SBT004をUSBケーブルで接続してみると、太陽光の時と比べて蓄電用LEDが明るく輝いている。そして接続から約4時間後に消灯。スペック表記では約7~8時間となっていたので少々不安を抱きながらiPod touchへ接続したところ、Battery Powerには「95%」という数値が表示された。ちなみにアップルからは正式なバッテリ容量が公表されていないが、市販の互換バッテリから判断すると第2世代iPod touchは900mAh前後。このことからも、USB充電では順当な充電効率を得られることが分かった。
今回のレビューでは環境の影響からか、太陽光による充電で実力を発揮しきれなかったが、補助的な役割として割り切ってもUSB充電による使い勝手の良さと、これだけ多くのモバイルデバイスに対応して2,980円という価格は魅力だ。別売のアダプタを使えば家庭用コンセントから充電が行えるなど、その利便性はさらに向上する。携帯電話をはじめ日頃からモバイルデバイスのバッテリ残量が気になる方は、ぜひお試しいただきたい。
■試用機の主な仕様 | |
---|---|
700-SBT004 | |
リチウムイオンバッテリ | |
1,000mAh/3.7V | |
約500回前後 | |
逆電流保護、過電圧保護、過放電保護 | |
5.0V | |
400mA | |
5.0V | |
500mA | |
-20~50℃ | |
5.5V/80mA | |
約W42×D10.8×H95mm/約62g | |
太陽光:約10~12時間、USBケーブル:約7~8時間 | |
蓄電用USBケーブル、充電用ケーブル、FOMA・SoftBank3G用コネクタ、au CDMA用コネクタ、iPodコネクタ、DSi用コネクタ、DS Lite用コネクタ、PSP用コネクタ、USB mini Bコネクタ、取扱説明書 | |
2,980円(サンワダイレクト価格) |