3DMark Vantage v1.0.2
まずは3DMark Vantageから見て行きたい。上のグラフは標準プリセットから「Extreme」「High」「Performance」を選択してそれぞれ計測したスコアだ。なお、GeForceのスコアに関してはPhysXオンで計測しているため、それを踏まえての公平性の判断はおまかせしたい。さてGTX 470の結果だが、GTX 285は完全に上回るが、GTX 480とは結構大きな差があるようだ。
では純粋なGPU Testのみの比較である。上のグラフに「Extreme+」という項目が追加されているが、これは、プリセットのExtremeの設定中、解像度のみを2,560×1,600ドットに変更することによって、さらに負荷を上げてみたものだ。結果だが、先ほどのOverallと傾向はあまり変わらずである。
3DMark Vantageの最後はFeature Testの結果。GPU ClothやGPU Particleのスコアが抜き出ているのはGTX 480と殆ど一緒である。
3DMark06 v1.2.0
今度は3DMark06だ。以下のグラフに、解像度とアンチエイリアス(AA)・異方性フィルタリング(AF)の設定で負荷を変えつつ計測した、総合スコア(Overall)の結果と、個別のSM2.0およびHDR/SM3.0の結果をまとめてある。
AAもAFも無い比較的低負荷な環境だと、1,920×1,200程度の解像度までであれば、大きな差にはならないようだ。ただ、さすがに2,560×1,600ともなると、それでもGTX 285よりはハイスコアだが、GTX 470であってもやや落ち込みが見れる。
さらにAAとAFをかけてみると、GTX 480の強さがさらに目立つ結果となった。
総じてGTX 470は、GTX 285を軽く上回ってはくれる。ただ、2,560×1,600ドットという高解像度環境でまで、AA等を適用する必要性がそれほどあるのかという気持ちもあるが、GTX 480と比べてしまうとモデル名以上の差を感じる結果となった。