昨年12月にモニタープレゼントの応募をしてからしばらく気にしてはなかったのですが、一月半ばに当選の連絡を頂いたときは、驚きと感動を同時に味わうことになりました。まさか? 自分が選ばれるとは……、こうなればプロダイバーとしてフィールドテスターになるしかない! と使命感を感じたりしました。

1月半ば過ぎにいよいよ最新型FROGMANが届きました。WEB等で情報は見ていたものの、実物の存在感には圧倒されました。

G-SHOCKでは、やはりFROGMANがフラッグシップモデルだと思ってるので、いくつか持っていますがそれらと比べても重厚感があり、派手な色など使っていないのに渋く目立ちます。

待ちに待った"電波受信機能"搭載モデル

今回から採用された電波受信機能とタイドグラフですが、電波に関してはGWモデルではFROGMANだけ採用されていなかったので、今回やっと採用されてよかったなぁと。タイドグラフは非常に見やすい。しかも大潮、中潮、小潮の3段階表示で状況が把握しやすいということに感心しました。実際、ダイビングと潮汐の関係は密接で、一般に満潮の潮止まりが良コンディションといわれていたりしてます。

手持ちのGULFMANのタイドグラフは、経度を入力しなければならなかったのですが、この時計は潮汐の時差を入力するのみで済むのもいいですね。

さらに追加された機能としては、ダイブモードにおけるログの本数が1本から10本に増えたことです。ログが一本しか取れないことは、以前からの不満点でありました。ダイバーなら分かると思いますが、通常一日2本のダイビング計画は普通であって、ダイビング終了後にログがひとつしかないのは非常に不便だったのです。

今回ログが増えたことによってとても便利になりました、しかしながら不満点もあります。これもダイバーなら分かりますが水面休息時間、つまりインターバルタイムですが、デジタルとしての表示はされなくて何時から何時までというとても基本的な計測方法でしか分からないということ。潜水開始時間、潜水時間は分かるのですが、次のダイブとの間の時間を計算するのは意外と面倒だと思ってる人が多いんですよね。

釣りでもタイドグラフが大活躍

実際使っての感想は以前から防水性に関しては何の問題もありません。潜水専用モデルでもないG-SHOCKの場合でさえ、「水没して故障」という話はダイバー仲間でも聞いたことは無いですし、FROGMANに関してはさらに厳しい規格のISOを取っていることも安心感を与えてくれます。

今回から採用された大型ボタンと手首側に来る四角いボタンの操作性は、グローブを付けた状態でも上々です。オートELバックライトも手が離せない状態がわりとありますので便利です。また、夜になって光に当たらないようにするとオートパワーオフをしてくれる賢さもあります。

改善してもらいた点としては、ダイビング中に文字板が見えにくくなること。これはガラス風防と光の関係ですが、意外と水深があっても光の影響により、斜めからだと見えなくなるのです。無反射サファイアガラスを採用してもらえたら、もっとよかったですね。

また、ダイビング以外の用途で釣りにも使用してみました。ここでは、タイドグラフが大活躍でした。かなり正確な干満が分かりますし、釣果の予想にも使えます。3段階の潮汐は他のメディアの情報に頼ることなく予定が立てられるほどの出来だと思います。

周囲のG-SHOCK好きの友人知人からは、実物を見て「こいつは無理をしてでも買ってもいいと思える時計だ」という意見がかなり多く、実際に2名ほど購入にまで至ったということはこの価格にしては珍しいことです。ダイビングシーズンに入ってない段階でこの状態ですから、これから皆さんの目に触れることになれば製品の出来のよさに皆さん驚かれると思います。……つづきを読む

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