カメラやiモードの使い勝手も上々
カメラ使用時もタッチボードが役立つ。撮影中は、直近に撮影した最大4枚の画像のサムネイルがタッチボードに表示され、サムネイルをタッチすると、その画像を展開して見ることができる。例えば、シャッターチャンスを定めにくい動く被写体などを撮影しているときに、前に撮った画像とすぐに比べることができるのが便利。同じ被写体を明るさやホワイトバランスを変えて撮影した場合も、容易に比較できる。なお、動画撮影時はチャプターごとの分割でサムネイルが表示される。
カメラは顔検出AFに対応し、手ブレ補正、パノラマ撮影といった機能も備えている。撮影した画像にタッチボードを用いてイラストや文字を書き込み、タッチボード用のオリジナル壁紙を作成できる機能も楽しめる。自分撮りやテレビ電話に用いるインカメラは約30万画素。インカメラで自分撮りをすると、鏡に映したときのように鏡像の画像になるが、L-01Bでは、これを正像に変換してから保存することもできる。
基本的な操作をしていて便利に感じたのはiモードブラウザだ。複数のサイトを同時に開くタブブラウザに対応しているのだが、サイト閲覧時に「進む」「戻る」などを選択すると、現在開いているページを中心に、キャッシュで保存された前後のページや他のウィンドウで開いているページを一覧できる。見たいページを素早く探し出すことができるので、iモードサイトを多用する人には利便性が高いだろう。また、サイト閲覧時もタッチボードでページのスクロールや「進む」「戻る」の操作を行える。
L-01Bには「カラーリーダー」「カラーセラピー」というオリジナル機能も搭載されている。カラーリーダーは、自分が着ている服や持ち物などに裏面のセンサーをあてて色を読み取れる機能。判定された色のセラピー効果を確認でき、イルミネーションの設定に用いたりできる。カラーセラピーは、自分の状態からおすすめの色が判定され、イルミネーションの点滅や音楽による癒し効果を得られるというもの。どちらも頻繁に使う機能ではなさそうだが、暇つぶしに気軽に楽しめそうな印象だ。
リラックスしたいときなどに使ってみたい「カラーセラピー」 |
5種類のきせかえツールがプリインストールされているが、このパターンを設定すると、直近に使った10機能が表示される「LAST10」という便利機能が使える |
ドコモのラインナップの中で、海外メーカー製モデルはドコモが提供するサービスへの対応が遅れる傾向が見られる。LG製ケータイにもその傾向は認められるが、昨年発売されたモデルあたりから国内メーカー製モデルとの差が縮まり、今シーズン向けモデルでは、さらに"ドコモ標準"に近づいていた印象だ。
このL-01Bは、おサイフケータイ、ワンセグはもちろん、GPS、ポケットUにも対応し、さらにデコメアニメも楽しめるようになっている。通信速度も受信最大7.2Mbps、送信最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに対応している。現在ドコモが注力しているiコンシェルを利用できないのは残念だが、その他の主要サービスはほぼカバーしており、一般的な使い方をするユーザーは不便を感じることはないだろう。
タッチボードを使わなくても、カーソルキーとテンキーで従来通りの操作を行える。操作性をさらに高めるアシストツールとしてタッチボードが存在すると言っていいだろう。現在ベーシックなモデルを使っていて、次に買い替えるケータイでは新しい機能や操作感も体験したいと考えている人には格好のモデルと言えそうだ。
寸法 | 約110×50×15.1mm(最厚部 約18.7mm) |
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質量 | 約130g |
3G連続待受時間(静止時[自動]) | 約400時間 |
GSM連続待受時間(静止時[自動]) | 約220時間 |
連続通話時間(3G/GSM) | 約180分/約180分 |
連続テレビ電話時間 | 約90分 |
メインディスプレイ | 約3.0インチ(480×800ドット)ワイドVGA(262,144色) |
サブディスプレイ | [背面部]約1.0インチ(17×5ドット) [タッチボード部]約1.6インチ(320×140ドット) |
外部メモリ(最大対応容量) | microSD(2GB)、microSDHC(8GB) |
外側カメラ | 約510万画素CMOSカメラ(顔検出オートフォーカス対応) |
内側カメラ機能 | 約30万画素CMOSカメラ |
色 | Lemon Yellow/Misty Black/Gloss Pink/Pure White |