多彩な用途に使える「タッチボード」
端末を開くと、L-01Bの最大の特長である「タッチボード」が現れる。カーソルキーの上に約1.6インチ(320×140ドット)のタッチパネル液晶が搭載されており、ここをタッチすることで、さまざまな機能を直感的に操作できる。このタッチボードをいかに使いこなせるかが、この端末を購入してからの満足度を左右することになりそうだ。
待受時はタッチボードにキャラクターの壁紙が表示される。タッチボードを上下になぞる、または左側面の▲▼キーを押すことで、待受時に表示する機能を切り替えることができる。
多くの人に役立つと思われるのが「マイコンタクト」。これは電話帳に登録してある人を最大8人まで登録でき、ワンタッチで電話発信/メール作成/デコメアニメ作成/電話帳編集ができる機能だ。1画面に4人しか表示されず、5~8人目の登録者を見るには画面をフリックしなくてはならないので、頻繁に連絡を取る人から順に登録するといいだろう。
また、最大8件の機能を登録できる「ショートカット」も設定できる。購入時には「Bookmark」「アラーム」「電卓」「赤外線受信」が設定されているが、これらを他の機能に置き換えることも可能。個人的には、赤外線をワンタッチで起動できるのが非常に便利に感じた。
筆者がタッチボードの利便性を最も実感したのがメールだ。受信メールボックスを開いて、メール一覧上でカーソルを動かすと、選択中のメールの本文がタッチボードに表示される。いちいちメールを開かなくても中身を確認できるので、急を要するメールだけを効率よくチェックできそうだ。さらに、そのメールに返信、あるいは他の人に転送するときは、元メールの本文がタッチボードに表示されるので、それを参照しながら返信・転送メールを作成することができる。
また、メールの入力設定を「タッチボード」に切り替えると、さらに便利な使い方が可能になる。デコメール作成用のショートカットメニューが表示され、タッチボードに指先を触れて、手書きのデコメ絵文字を作成することもできる。メール作成中に頻用する入力モードの切り替えもタッチで行えるようになる。