本当に性能アップしたか確認してみる

見た目上は4コア化に成功したわけだが、実際に問題なく性能も上がったかどうかは、ちゃんと調べてみるべきだろう。Phenom II X2 555 BEに対して、ベンチマークテストとして、「CINEBENCH R10」と、「TMPGEnc 4.0 XPress」でのHD→DVDエンコード、消費電力の測定を試してみた。

1万円でこれだけ遊べれば大満足

Phenom II X2 555 Black Editionの実売価格は1万円を切っている。4コア化による性能アップも確認でき、この価格で3.2GHzのクアッドコアの性能が手に入るのはかなりのお得感だろう。さらに言えば、倍率ロックの無い「Black Edition」であるため、オーバークロック動作を期待することもできる。

当初は、4コア化がここまで簡単に出来てしまうとは思いもしていなかった。C3リビジョンになって、これまでのX2/X3の4コア化に比べればハードルが下がっている印象だ。こういった"遊び方"というのは、どうしても運の要素が多分に含まれてしまうものなので、あまり無責任に推奨するのも問題ではあるのだが、今回ばかりは是非チャレンジしてみて欲しいとオススメしたい。