CPU性能はそれなり
ベンチマーク結果は以下の通り。割り切って使うことが求められるネットブックではあるが、最新のAtom N450を搭載した結果、価格に対してはそこそこの結果が出たという印象だ。
■Windowsエクスペリエンスインデックス | |
プロセッサ | 2.3 |
---|---|
メモリ | 4.5 |
グラフィックス | 2.8 |
ゲーム用グラフィックス | 3.0 |
プライマリハードディスク | 5.8 |
■CrystalMark 2004R3 | |
Mark | 25384 |
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ALU | 5424 |
FPU | 3982 |
MEM | 4835 |
HDD | 8597 |
GDI | 1375 |
D2D | 856 |
OGL | 315 |
実際に使ってみた印象としては、アプリケーションのインストール・アンインストールなどの作業は重さを感じるものの、ブラウジングなどは十分許容範囲。テキスト入力などでは特にひっかかりを感じることなく快適に作業ができた。
FFBench3のLowモードを無限ループさせた場合の駆動時間は1時間43分14秒。搭載しているバッテリは3セルなので長時間駆動というわけにはいかないが、省電力設定を上手に使えば外出中の補助マシンとしては十分働いてくれそうだ。
そこそこ使える機種を安く手に入れたいなら最適
外見的には完全にネットブックで、やや厚みを感じるが、実際以上に軽く感じられる部分もある。小さいのに重いというネットブックのネガティブな印象から抜け出しているモデルだ。
アイソレーションキーボードと大型化したタッチパッドに加えて、タッチパッドの無効化が手軽に行えることで、操作性は非常に高くなっている。もちろんUSBマウスを接続して使うならば、タッチパッドは常時無効にしておけば安心だ。小さいことながら、快適に使う上での重要ポイントといえるだろう。
OSがWindows 7 Starterであるため、外付けドライブを接続しても別途再生アプリケーションをインストールしなければDVD再生ができないなど、様々な作業を手軽にこれ1台で済まそうというのには無理がありそうだ。むしろ省電力設定や各種機能の無効化などを上手に使うことのできる中級者以上が、割り切ってサブマシンとして使うことをおすすめしたい。予算的にはネットブックを選択するしかないが、小さいキーボードでは作業ができない、重すぎて持ち歩く気になれないと嘆いていたユーザーには、ぜひ一度触ってみて欲しいモデルだ。
■仕様 | |
型番 | Wind U13N45-IMBL |
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CPU | Intel Atom N450(1.66GHz) |
チップセット | Intel NM10 |
メモリ | 1GB DDR2-667 SO-DIMM |
HDD | 250GB |
グラフィックス | Intel GMA3150(チップセット内蔵) |
ディスプレイ | 10インチ光沢液晶 1,024×600ドット WSVGA |
ネットワーク | 100BASE-TX/10BASE-T×1、IEEE802.11b/g/n Draft2.0 |
インタフェース | USB 2.0ポート×3、D-Sub、SDHC/SD/MMC/メモリースティック/メモリースティックPRO/xDピクチャーカードスロット |
Webカメラ | 130万画素 |
サイズ/重量 | W260×D180×H31.5mm/約1.15kg |
バッテリ駆動時間 | 3.1時間(JEITA測定法) |
OS | Windows 7 Starter |
実勢価格 | 42,800円 |