良好なベンチマークスコア

評価用に用いたK52F-SX005Vのベンチマークは以下の通り。新アーキテクチャのCore i5-430M CPUは従来のCore 2シリーズと比べクロック以上にCPUのスコアに向上が見られる。これは、映像編集等のCPU負荷の高いアプリケーションでパフォーマンス向上が期待できそうだ。また、Core i5-430Mに統合されたGPUも、従来の統合グラフィックス機能と比べエクスペリエンス インデックス値もベンチマークスコアも向上している。統合グラフィックス機能だけに3Dゲームには適さないが、CPU性能の向上と合わせデスクトップレスポンスは良好だ。

■Windows エクスペリエンス インデックス結果
プロセッサ 6.6
メモリ(RAM) 5.9
グラフィックス 4.5
ゲーム用グラフィックス 5.2
プライマリ ハードディスク 5.9
■PCMark05
PCMarks 5736
CPU 6308
Memory 5612
Graphics 2689
HDD 4753
■3DMark06
3DMark Score 1349
SM2.0 Score 417
HDR/SM3.0 Score 555
CPU Score 1449

K52F-SX005Vは、最新プラットフォームを採用しつつもコストパフォーマンスの高さが魅力だ。従来と比べればノートブックPCの価格も下落してきたが、登場したての最新プラットフォームを搭載し、89,800円という価格を実現されては、旧プラットフォームの製品が霞んでしまう。また、10キー付きキーボードや使い勝手を高めたタッチパッド、高品質なスピーカー等のハードウェアスペックに加え、ASUSオリジナルのソフトウェアでさらに使い勝手は高まる。高性能と使いやすさのベストバランスを追求したとされるが、実際に触ってみてもそのあたりが感じられる製品である。

■評価機の仕様
型番 K52F-SX005V
CPU Core i5-430M(2.26GHz)
チップセット Intel HM55 Express
メモリ PC3-8500 DDR3 SO-DIMM 2GB×2(4GB)
HDD 500GB 2.5インチSATA 5400rpm
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス CPU内蔵 Intel HD Graphics
ディスプレイ 15.6型ワイド(1,366×768ドット)
オーディオ Altec Lansing製ステレオスピーカー、HDオーディオ
ネットワーク IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T有線LAN
インタフェース D-Sub15ピン、HDMI、USB 2.0×3、メモリカードリーダ、オーディオ入出力
バッテリ駆動時間 約3.5時間
サイズ/重量 約W380×D255×H34.5~35.7mm/約2.6kg
OS Windows 7 Home Premium 64bit版
ソフトウェア i-フィルター5.0(30日間対応版)、ウイルスバスター2010(60日期間限定版)、CyberLink Power2Go、他
付属品 ACアダプタ(本体/ケーブル)、取扱説明書
価格 89,800円