ファイルの自動削除を実行

「fdel」では、ファイルの作成日や更新日、アクセス日を基準として、指定日数が経過したファイルの削除を行う。設定ダイアログの「経過日数」において、基準となるポイントの選択と経過日数の指定を行う(図12)。その下の「監視間隔」では、フォルダを監視して削除を行う間隔を指定する(図13)。

図12 3項目から基準となる日を選択し、削除を行う経過日数を指定する

図13 ここでは、フォルダを監視しファイルの削除を行う間隔を指定する

以上の手順で、監視対象のフォルダと削除するファイルの種類を選択したら、実際に削除を行う前に、テストを実行してみよう。ダイアログ左下の[テスト]ボタンをクリックする(図14)。テストが実行されるとともに、図15のようなウィンドウでメッセージが表示され、削除対象となるファイルの数やファイル名を確認できる。

図14 [テスト]ボタンをクリックしよう

図15 削除の対象となるファイルが表示され、事前に確認できる

なお、ウィンドウを閉じてダイアログに戻り、[即時削除]ボタンをクリックすれば、先ほど削除対象として表示されたファイルの削除が行われる(図16)。「fdel」でフォルダの監視を開始するには、ダイアログの一番上の「監視を一時停止する」のチェックを外して、一時停止を解除する(図17)。

図16 そのままファイルの削除を行う場合は、[即時削除]ボタンをクリック

図17 ダイアログ一番上のチェックを外して、一時停止を解除しよう

その上で、右下の[OK]ボタンをクリックしよう(図18)。すると、図19のような確認のダイアログが表示されるので、[OK]ボタンをクリックする。

図18 [OK]ボタンをクリックして、設定を保存する

図19 確認のダイアログが表示されるので、[OK]ボタンをクリック

あとは、「fdel」のアイコンがシステムトレイに常駐して、定期的なファイルの監視と削除を行う。なお、「fdel」によって削除されたファイルは、「ごみ箱」には入らないので注意しよう。どのようなファイルの削除が行われたかを確認する場合は、システムトレイのアイコンをクリックして、メニューの[ログ表示]を選択しよう(図20)。メモ帳でログファイルが表示され、どのファイルがいつ削除されたかがわかる(図21)。

図20 アイコンをクリックし、メニューの[ログ表示]を選択する

図21 ログファイルが表示され、保存された設定や実行されたファイルの削除を確認できる

最後に、この「fdel」をアンインストールする場合は、まずシステムトレイのアイコンをクリックし、表示されるメニューで[終了]を選択して、アプリケーションを終了する(図22)。その後、インストールしたフォルダごと削除すれば良い(図23)。

図22 メニューの[終了]を選択して、アプリケーションを終了する

図23 アンインストールする場合は、フォルダごと削除を行う