米Apple CEOのSteve Jobs氏がiPad発表後の社内ミーティングでGoogleやAdobeをこき下ろす発言を繰り返したことがさまざまなメディアで報じられているが、ここで槍玉に挙がったAdobeのCTOが、自らのBlogでこうしたAppleの姿勢に対して真っ向から反論する文章を掲載している。

"ハリー・ポッター"の愛称で知られる、Adobe CTOのKevin Lynch氏が"魔法のデバイス"と"りんご"について語る

Flash非採用の理由は「バグだらけ」で、HTML5が普及するから

前述のWired記事は又聞きのソースを基にしているため、何度も修正が加えられている状態だが、おおよそ趣旨をまとめれば「Googleが教義にしている『Don't be evil.』なんて"ゴミ"だ。Adobeに至っては面白いことをできる可能性があるのに、何ひとつ手を付けようとしない"怠け者"の集団だ」と語っていたという。iPhoneプラットフォームでFlashを採用しない理由については「バグだらけ」だからであり、「Macがクラッシュするときは決まってFlashが原因だ。そのうち誰も使わなくなる。市場はHTML5採用に向かっているからな」と吐き捨てたという。