ウェアやギアについてもチェックしたい。「来年こそは東マラに出る!」という人は、走り去るランナーたちを定点で眺めているだけで、「ああこんなファッションが流行っているのね」と気付くに違いない。「今年も前年同様、ピンクが流行っている」ということなども。
東京大マラソン祭り2010「東京ランナーズコレクション」(1月24日)にゲストで登場した安めぐみさんは、ランニングに出会い、すでにウェアを5 - 6着ほどそろえているという。
「ランニング中に他のランナーに追い抜かれたりすると、『絶対にあのウェアを買いに行かなければ!』と思っちゃったり。今のウェアはすごくかっこよくなった。バリエーションもいっぱいで、楽しんで選べる」(安さん)
また同イベントでは、東京マラソン2010にエントリーする一般ランナーの自慢のファッションも紹介された。5人のランナーのアピールポイントはこうだ。
- 「自己ベストが出るウェアを着て出場する予定だ。集中力が高まるサングラスを加えてタイムを伸ばしたい」(男性)
- 「会社で立ち上げたランニングクラブのロゴのデザインにあわせたウェアにした。今回の出場を自分を変えるきっかけとしたい」(女性)
- 「ポイントは黄色いパンツ。元気が出る色。沿道で応援してくれる仲間にわかりやすい色として黄色を選んだ」(女性)
- 「ポップな色として黄色をチョイス。ハーフマラソンしか経験していないが、思い切ってフルマラソンにチャレンジ」(女性)
- 「応援してくれる人にわかりやすいような派手さを取り入れた」(女性)
この5人だけのコメントをみても、男性は内面や機能・効果を、女性は見え方・ファッション性を重視してウェアを決めていることがわかる。そんな違いが実際にあるかどうかは別にして、アシックス、ニューバランス、ナイキなどの各メーカーのファッションショーを見てレポートを終えたい。