東京大マラソン祭り2010「東京ランナーズコレクション」(1月24日)では、アシックスストア東京・テクニカルスタッフの池田美穂さんがランナーに向けてポイント指南。特にスタート直後の新宿エリアの緩やかな下り坂に注意、ということだ。

ゲストの安めぐみさん(左)とアシックスの池田美穂さん(右)

「ビギナーの人などはとにかくスタートで興奮してしまうので、マイペースを意識してあわてないで気持ちよく走り出して。(靖国通り付近は)下り坂となり、気付かないうちにペースがアップしてしまう。この新宿エリアの思わぬペースアップが後々に響いてしまうので、『遅すぎるかな』と思うほどの抑え気味で走るといい」(池田さん)

スタートから5kmまでで高低差20m以上もある。これは意外かも

また、中盤は楽しむ余裕がほしいと池田さんは語る。「道も平坦になり、この(日比谷エリア)あたりで自分のペースをつかんでほしい。東京タワーや増上寺など、東京らしい景色を楽しめる余裕もほしい」。

銀座エリアの大観衆のなかをヒーロー気分で走りぬけ、沿道からエナジーをもらい湾岸エリアの後半へと挑むことになる。しかも後半は人も少なくなり、いよいよ自分との戦いとなっていくはずだ。「35km付近にある歌舞伎座を過ぎると名所めぐりも終わり。走っていることが面白くて仕方がないという感じもある。早くゴールしたいけど、レースを終えたくないという感じもする不思議な時間だ」(池田さん)

前半は高まる気持ちを抑えて、中盤は景色や沿道の人たちと楽しんで、後半は自分と向き合ってという展開をイメージしたい。

次は注目のファッションを追っていこう。

各社が最新のランニングコレクションを披露した