ラベルやコメントを付けて快適に

「FenrirFS」では、ファイルに「ラベル」や「コメント」を付けることができる。ラベルを付けるときは、まずウィンドウ左側の「ラベル」のメニューから[ラベルの追加]を選択して、ラベルを作成しよう(図14)。

図14 「ラベル」を用いる場合は、まずラベルの作成を行おう

次に、ラベルを付けたいファイルを選択し、ツールバーの[ラベル]からラベル名を選択する(図15)。

図15 ファイルを選択し、ツールバーの[ラベル]からラベル名を選ぶ

1つのファイルに複数のラベルを付けることも可能だ。ウィンドウ左側でラベル名をクリックすれば、そのラベルを付けたファイルのみが表示される(図16)。

図16 左側のメニューでラベル名をクリックすると、そのラベルを付けたファイルが確認できる

ファイルにコメントを付けるには、ファイルの右側にある「コメント」の箇所をクリックすれば、コメント入力が可能になる(図17)。

図17 ファイルの右側にある「コメント」の箇所をクリックして、コメントを記入することも可能

ウィンドウの右上にある検索窓では、ファイル名だけでなくコメントでもファイルを検索できる(図18)。

図18 ウィンドウ右上の検索窓では、ファイル名やコメントでファイルを検索する

「FenrirFS」でとりわけ便利なのが、「スマートフォルダ」と「ファイルの自動振り分け」機能だ。まず、「スマートフォルダ」は、ファイルを自動で判別して仮想フォルダに収納するもので、拡張子などにもとづいてファイルが分類されている(図19)。

図19 拡張子などによって、ファイルが「スマートフォルダ」に自動で分類されている

これとよく似た機能で、簡単に独自の設定を行えるのが「ファイルの自動振り分け」である。ツールバーの一番左のメインメニューから[自動振り分け設定]を選択しよう(図20)。

図20 メインメニューから[ファイルの自動振り分け設定]を選択しよう

次に表示されるダイアログで[追加]をクリックすると、フィルタの条件を設定するダイアログが表示される(図21)。ドラッグ&ドロップしたファイルをそのままアーカイブしたり、ファイルに自動的にラベルを付けることが可能になる。

図21 フィルタの条件を設定し、次の画面で動作を選択して、ファイルを自動で振り分ける

なお、「FenrirFS」にドラッグ&ドロップしたファイルは、「C:\Documents and Settings\ユーザー名\FenrirFS Storage\個人用.profile」内の「files」というフォルダに移動している(図22)。

図22 「FenrirFS」にドラッグ&ドロップしたファイルは、「個人用.profile」というフォルダ内の「files」に移動している

万が一、誤った操作などで「FenrirFS」が起動しなくなったときに慌てないために、このフォルダにファイルがあることを覚えておこう。