3DMark06 v1.10

FutureMark
http://www.futuremark.com/

普通ならもう3DMark06は試さないのだが、エントリクラスのGPU性能ということで久々に引っ張りだしてきた。ちなみに3DMark06や次の3DMark Vantageは当然ながら32bitアプリケーションなので、WOW64上で動く形になる。

まずグラフ17が3DMark06のOverall Scoreである。絵に描いた様な一直線というか、明確に描画性能がそのまま現れている感じではある。面白いのは、高解像度ではどのケースでも大差ないにも関わらず、低解像度では大差がつくこと。つまり描画性能が足りないと思うと、Radeon HD 4350やGeForce 9400では解像度を落とせばそれなりに性能が上がるが、i5-661の内蔵GPUではこの上がりしろが少ない事が判る。

この傾向は、SM 2.0/3.0の結果(グラフ18)ではより明白である。3DMark06ではCPU Scoreも勘案するので、これを抜いたのがグラフ18ということになるが、傾きが更に極端になっている。またSM 2.0ではATIとi5-661内蔵GPUでそれほど差が無いが、SM 3.0では差が明確になるあたりも面白い傾向だ。