11.6型ワイド液晶およびW285×D209×H26.4~30.2mmというサイズはバランスのよい大きさで、外出先での作業にも快適。本体はフラットなのでかばんの中の収まりもいい。重量1.6kgは最軽量といったわけではないが、長時間の持ち運びも不可能ではないし、日常的な移動では苦労しないだろう。

11.6型ワイド液晶。グレア液晶なので光の映り込みはあるが、見栄えはいい

堅牢性にも配慮されており、液晶ガラス押し試験、天板から約35kgfの1点加圧試験などが実施されているそうで、かばんに入れて満員電車に乗るといった過酷なシーンでも安心して持ち歩ける。

キーボードは一般的な配列で、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmを確保。キーボードに水をこぼしたときも、本体内部に水滴が侵入しにくいバスタブ構造のキーボードで、剛性も高い。キーボード右側のキーが一部小さくなってはいるし、ノートPC特有の浅いキーストロークだが、慣れればほとんど気にならない。

十分な広さを持つキーボード。キーストロークは深くはないが、打ちにくいというほどではない

キーボード右側のキーがやや小さくなっているが、実用上の不便さはそれほど感じなかった

コンパクトなボディにタッチパッドをギリギリ配置。タッチパッドのサイズは小さいが、付属ユーティリティの「Synaptics TouchPad」によって、タッチパッド上で指を回転させてのスクロールや、画像の回転などの操作も可能。

本体前面下部にはワイヤレススイッチがあり、このスイッチをスライドさせることで無線LANのオン・オフが行える。

本体下部のワイヤレススイッチ

各辞書に加え、串刺し検索も可能な電子辞書ソフト

本体同梱のソフトウェアとしては、明鏡国語辞典やジーニアス英和辞典など16種類の辞書を内蔵。電子辞書としても使えるレベルで、プライベートからビジネスまで、幅広いシーンで活躍できるだろう。

LOOX C/E70自体は光学ドライブを搭載していないが、付属ソフトの「DVDドライブ共有機能」が便利。これは、ネットワーク上のPCのDVDドライブを共有して本機のドライブとして使うための機能。自力でもネットワークの光学ドライブを共有することはできるが、専用UIで手軽に接続できるほか、DVDドライブのインストールファイルをコピーし、LOOX C/E70側でインストールを行うことができる。

DVDドライブ共有機能。「共有ドライブに接続する」で手軽にドライブに接続できる

設定画面。IPアドレスの知識は必要だが、きちんとホームネットワークを構築していればホストPCは検索できるはず