FMV-BIBLO LOOX Cシリーズは、大きく分けてIntel Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載したLOOX C/E70と、Intel Celeron SU2300(1.20GHz)のLOOX C/E50の2種類がある。先に述べたように、本稿ではIntel Core 2 Duo搭載のLOOX C/E70を試用した。LOOX C/E50と比べて、2次キャッシュが1MBから3MBに、公称のバッテリ駆動時間(JEITA測定法1.0)が約6.2時間から約9.2時間になっているほかは、おおむね同じスペックだ。富士通の直販サイト富士通WEB MARTでの販売価格は、LOOX C/E70が99,800円、LOOX C/E50が79,800円となっている(2009年12月28日現在)。

試用機はマリンブルー。光沢はあるが落ち着いた色彩で好感が持てる

LOOX Cシリーズは、本体サイズW285×D209×H26.4~30.2mm、重量約1.6kgで、外観で最も目を引くのが3色カラー展開される天板。光沢のあるマリンブルー、ルビーレッド、シャイニーブラックで、ブラック以外でも、深みのあるカラーでビジネスユースでも極端に違和感はなさそうだ。カラーにアクセントがほしいユーザーにも適している。

基本スペックとしては、前述の通りCPUはIntel Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)で、チップセットはMobile Intel GS45 Express、メモリは2GB(最大4GB)、グラフィックスはチップセット内蔵のMobile Intel GMA 4500MHD、HDDは約320GB、液晶は11.6型ワイド(1,366×786)で、LEDバックライトを備えている。通信機能は10/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR。SD/メモリースティック対応ダイレクト・メモリースロット、USB 2.0×3、ミニD-Sub15ピン、ステレオスピーカー、有効約130万画素カメラも内蔵する。OSはWindows 7 Home Premiumだ。

本体前面

左右側面。一通りのインタフェースは揃っており、必要十分

スペックとしてはこれ1台で困ることはほとんどなく、10/100BASE-TX対応有線LANやミニD-Sub15ピンも備えており、ビジネスシーンでも困らない。バッテリ駆動時間も約9.2時間と長く、外出先でWordやExcelのデータを確認したいといった用途では困らない。

液晶上部にはWebカメラを搭載する