タッチパネルとスタイラスペンを利用した機能としては、お絵かき機能が充実している。940SCに搭載される「お絵かきアニメ」は、白紙の画面に自由にペンを使って絵を描ける機能だ。フリーハンドや図形、スタンプなどを書き込めるほか、アニメーション効果を加えることができる。絵が回転したり、大きくなったり小さくなったり、震えるように動いたりと、さまざまな動作を設定可能だ。画面上に線を書くと、その線に沿って絵が移動する「モーションライン」といった効果も楽しめる。作成したアニメーションはFlashアニメとして保存することも可能だ。
お絵かき関連では「お絵かき絵文字」という機能も搭載する。この機能は6コマのドット絵を描くと、それが動く絵文字として作成できるというもの。ドット絵なので表現は難しいが、アイデアがあれば楽しい絵文字が作成できそうだ。
充実したマルチメディア機能
待受画面は、画面下部に電話/メール/Yahoo!/メニューのアイコンが並び、待受画面にウィジェットを配置可能。待受画面は4画面用意されており、そこにウィジェットを並べることができる。待受画面は画面を左右にフリックすることで切り替えられるので、多くのウィジェットを画面上に表示可能だ。
ウィジェットは左端の矢印アイコンをタッチするとせり出すので、そこから使いたいものを選択する。表示位置は指で自由に動かせる。4画面分の表示領域が用意されている。なお、ウィジェットはサムスンオリジナルのものがあらかじめ24種類搭載されている |
940SCでは、ほとんどの機能をタッチ操作で利用できるが、待受画面に戻る場合は終話キー、前画面に戻る場合はクリアキーを使う。また、画面タッチをオフにするには本体側面にあるロックキーを押す。ロック解除は、いずれかのハードボタンを押してからロックキーを押す方式で、ロックキーの2回押しが一番やりやすい。
マナーモードボタンも本体側面にあり、待受画面で長押しをするとマナーモードのオンオフが切り替えられる。ほかにはカメラキーやTVキーがあり、それぞれ待受画面で長押しするとカメラやワンセグが起動する。
なお、直接番号をダイヤルして電話をする場合は、電話アイコンをタップし、ポップアップ画面のダイヤルアイコンをタッチするか、通話ボタンを長押ししてから数字をタップしていく必要がある。10キーのある通常の携帯に比べてステップは多い。