最近ではノートPCの性能も上がり、デスクトップPCに引けを取らない製品も数多くリリースされている。しかし、拡張性の部分ではまだまだデスクトップにはかなわない。HP Pavilion Desktop PC e9280jp/CT 冬モデルも、拡張性の高いデスクトップPCならではの製品構成となっており、まず注目なのが、ダブル録画対応の地デジチューナーの搭載。これはPCI Expressスロット対応のチューナーのためノートPCでは利用できない。この地デジ機能だが、専用ソフトウェア「StationTV for HP」と専用リモコンが付属しているので通常のハイビジョンTV以上に使い勝手が良い。たとえば地デジ番組の予約録画などは、リモコン操作より、マウスで直感的にオペレーションするほうが断然便利だ。またダブルチューナーの利点を活かして、番組を観ながら裏番組を録画したり、同時刻に放送される2番組を録画するといったことも可能。

最上段に地デジチューナーが刺さっている。スロットをひとつ空け、3段目と4段目にNVIDIA GeForce GTS250が搭載されている

グラフィックス機能についても、2スロット占有型のNVIDIA GeForce GTS250(1GB)が搭載されており、カプコンのオンライン専用ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター フロンティア オンライン」(以下、MHF)の大型アップデート「シーズン7.0 "絶島主、ラヴィエンテ"」においても快適なプレイを楽しめる。

MHFは、この12月1日に以下のように動作環境が改訂されているが、HP Pavilion Desktop PC e9280jp/CT 冬モデルで実際にプレイしたところ、実に快適だった。人が多く集まるメゼポルタ広場でも、フレームレートが落ちることなくスムーズに移動できた。また、クエストを受けて狩猟に出発しても、最高解像度1,920×1,080のまま問題なくプレイできた。

この軽快さを体験してしまうと、低スペックのPCには戻れない。やはりMHFは、1,920×1,080のフルHD画質で快適にプレイしたい!

■「モンスターハンター フロンティア オンライン」動作環境
- 推奨動作環境 必要動作環境
目安となる解像度 1,600x1,200 800x600
対応OS Windows XP/Vista(32bit) Windows 2000(32bit)
CPU Intel(R) Core(TM)2 Duo Processor/Intel(R) Core(TM)2 Extreme Processor/Intel(R) Core(TM)2 Quad Processor、Intel(R) Core(TM) i7 Processor、SSE対応のCPU Intel(R) Pentium(R) 4 Processor 2.0GHz以上、SSE対応のCPU
メモリ 1GB以上 512MB以上
グラフィックス機能 NVIDIA GeForce 8600/9600/200シリーズ以上 NVIDIA GeForce FX 5700/6600/7600シリーズ以上
DirectX DirectX 9.0c以上
サウンド DirectSound対応16bitステレオ 44.1kHz以上、または48kHz WAVE形式が再生可能なサウンドボード
HDD空き容量 4GB以上必須
インターネット接続環境 ADSL 1.0Mbps以上の常時接続インターネット回線

なお、MHFのWindows 7対応については、シーズン7.0で32bit版正式サポートとなっている。

実際のプレイでも十分速さは感じられたが、せっかくなのでMHFの公式ベンチマークソフトでの計測も行なってみた。もちろん、セッティングは最高解像度である1,920×1,080だ。「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク」を起動すると、直後からグングン数値が上がる。その結果、ベンチマークは「6147」という高得点を記録した。ストレスなくプレイできたのもうなずける。Intel(R) Core(TM) i7 ProcessorとGeForce GTS250の恩恵は大きい。

■モンスターハンターフロンティアオンライン オフィシャルベンチマーク
1,920×1,080 6147

HP Pavilion Desktop PC e9280jp/CT 冬モデルは、もちろんMHFだけでなく、カプコンの「バイオハザード 5」や、スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XI for Windows」など最新の3D系ゲームも高速に動作する。以下の表は、「バイオハザード5 ベンチマーク」および「Vana'diel Bench 3」(FFベンチ)を動作した結果だ。「バイオハザード5 ベンチマーク」は、標準設定と、画面解像度のみ1,920×1,080に変更した状態でテストを行っている。

■バイオハザード5 ベンチマーク(ベンチマークテストB)
1,280×720(デフォルト設定) 1,920×1,080
91.5fps 62.0fps
■Vana'diel Bench 3
High Low
9981 11896

また「3DMark06」「Windows エクスペリエンス インデックス」も掲載しておこう。

■3DMark06
3DMark SM2.0 Score HDR/SM3.0 Score CPU Score
15492 6655 6195 5157
■Windows エクスペリエンス インデックスの基本スコア
コンポーネント 評価についての詳細 サブスコア 基本スコア
プロセッサ 1秒あたりの計算 7.5 6.2
(一番低いサブスコア)
メモリ(RAM) 1秒あたりのメモリ操作 7.5
グラフィックス Windows Aeroのデスクトップパフォーマンス 7.0
ゲーム用グラフィックス 3D ビジネスおよびゲームグラフィックス パフォーマンス 7.0
プライマリ HDD ディスクのデータ転送速度 6.2

「モンスターハンター フロンティア オンライン シーズン7.0 "絶島主、ラヴィエンテ"」 : (C) CAPCOM CO., LTD. 2007, 2009 ALL RIGHTS RESERVED.

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