ATI Streamは仕事にも遊びにも趣味にも
同日はCFD販売、アスク、MSI、ピクセラ、マイクロソフト、イーフロンティアといったイベント協賛パートナーがセッションを催していた。注目はマイクロソフトによるDirectX 11のメリット紹介。そしてイーフロンティアによるDirectX 11対応タイトル「DiRT 2」の紹介だ。
マイクロソフトのセッションから。グラフィック以外にもDirectX 11のメリットは多数。マルチスレッド対応はVistaのDirectX 10から取り込まれた機能。DirectX 9や従来のOSでは実装できなかった機能とされる |
これはAMDのプレゼンから。DiRT 2にはATIバージョンのランエボXが登場 |
セッションイベントのトリはやはりAMDの"兄貴"こと土居健太郎氏のセッション。今回のプレゼンテーションでは「兄貴24時!」と題し、24時間のなかでPCをどのように使っているか、そのシーン毎に活きてくるAMD製品の性能・機能について紹介していった。
朝は「自宅でビデオ会議」という土居氏は、Windows Live Meshで自宅と会社の3台のPCをネットワーク経由で同期させるテクニックを紹介。昼は「会社でプレゼン作成」とのことで、FlashやSilverlightを用いたリッチなプレゼンもノートブックのGPUで快適動作、そしてプレゼン先ではHDMI端子でのHDTV出力が現在のプレゼンにおけるトレンド……として紹介した。
プロジェクタからHDTVへとプレゼンテーション投影対象も変わりつつある今、プレゼン用モバイルノートのHDMI対応もポイント |
アニメーションを多用したインパクトあるプレゼンも高性能モバイルGPUで快適動作 |
また、FlashへのGPUアクセラレーションの対応に関して、Catalyst 9.11に搭載された新機能「ビデオデモモード」も紹介。映像へのエッジエンハンスメントの効き具合を確認できる機能であり、Windows Media PlayerやYoutubeのビデオでも利用できるとされる。
夜は「自宅で趣味の時間」。まず映像トランスコードではATI Streamに対応したウェブアプリケーションやトランスコーダーの新製品が紹介されたほか、ゲームではRadeon HD 5000シリーズのDirectX 11対応タイトル「DiRT 2」。Radeon HD 5870を使用中という土居氏によれば、フルHD解像度の「Ultra」画質オプションでも平均60FPSでプレイ可能とのこと。実際、画面解像度はやや低かったものの、店内にはひとつ下のRadeon HD 5770を搭載したDiRT 2のプレイアブルデモ機も用意されていた。