キーボードは機能呼び出し用のショートカットキーがほとんどない、非常にシンプルな構成だ。ゆったりと作られており、文字入力が頻繁なユーザーにとっても使いやすいだろう。見た目に対して重量がかなりあるのは驚くが、2つのフロントスタンドの間にすっぽりと収まる。マウスも非常にシンプルだ。双方ともにワイヤレスなので、無線LAN環境ならば電源ケーブルとアンテナケーブルだけを真後ろに出した形でシンプルに利用できる。
質実剛健な雰囲気を持つ部分がある一方で、楽しむためだけについているのが「HPダウンライト」。ディスプレイ下部に下向きで取り付けられたライトが足下を照らすのだが、色が自在に調整できる。これはぜひ実際に触れてほしいのだが、色は自動でグラデーション表示されるのでも、カラーパレットから選択するのでもなく、画面上に表示されているカラーピッカーで指定できる。完全に自由に、微妙な中間色でも設定可能だ。しかも、ピッカーをタッチで操作することもできるから、好きな色に直接触れて選ぶことができる。ライトは本体左のボタンで明るさを3段階に切り替えられる。最大値ではかなり明るく、ライト色によってはキーボードをこれだけで照らして操作することも可能だろう。