2009年11月18日から20日の3日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜において、組み込み関連の半導体メーカーやツールベンダ、各種機関などが参加する「Embedded Technology 2009/組込み総合技術展(ET 2009)」が開催されている。

パシフィコ横浜の会場前にある案内板(展示ホールのほか、隣の会議センターでカンファレンスなどが行われている)

今回の開催規模は、2008年秋から続く不況の影響により出展384社・団体、小間数724小間と過去最大規模での開催となった前年比で出展社数で15%弱、小間数で25%弱の縮小となった。

ただし、各日、「ロボティックス」「ユビキタス」「デジタルコンシューマ」「インダストリ」「オートモティブ」「インフラストラクチャ」といったテーマごとの基調講演や特別講演、特定技術分野の基礎技術、規格・標準、動向を取り上げるテクニカルトラック、DSPトラック、FPGAトラック、企業によるプライベートカンファレンスなどが用意されているほか、18日には「ET ソフトウェアデザインロボットコンテスト(ETロボコン) チャンピオンシップ大会」の競技会が、19日には同大会のワークショップが行われる。

展示会場風景

その他、複数の出展社が連動したイベントなども行われているなど、個別の催しなども見かけられた。そのような中、今回は大手のデバイスメーカーを中心に、注目の展示をレポートしたい。