シンプルで分かりやすいメニュー体系や、指先で記号を描いて操作できる「ジェスチャーコマンド」は前モデルから引き継がれている。パネル正面左上の「メニュー」と「現在地」をタップすると、それぞれメニュー画面、現在地表示に切り替わる。メニューの階層は深くないので、操作に迷った場合でも「戻る」で、簡単に戻れるが、状況に応じて「メニュー」や「現在地」をタップしていいだろう。各メニューをタップしたときのレスポンスも良好だ。
では、まず最低限の設定をしよう。メニューをタップして「設定」タブを開きさらに「設定」「システム設定」と進む。まず、「車種」を設定しよう。車両に合わせて適切な、高速/有料道路の料金計算(2009年4月時点)を行ってくれる。次に「画面」「明るさ調整」へと進み自動調整をONにする。本体上部の電源スイッチ横にあるディマーセンサーによって、自動で照度の明暗が切り替わるようになる。「システム設定」まで戻り、▼をタップしてメニューをスクロールし、「自宅」を登録しておくといいだろう。「住所」など、いろいろな方法で設定可能だ。
メニュー画面。大きく「ナビ」「アプリ」「設定」のタブに分かれている |
設定タブのトップ。それぞれ編集や設定が可能 |
設定メニュー |
システム設定メニュー |
「明るさ調整」。明暗に合わせて画面の照度が自動で切り替わる |
「自宅登録」を済ませておくと良いだろう |
車への取り付けは、クレードルをダッシュボードの適当な位置におき、吸盤真ん中のボタンを押してレバーを回す。ダッシュボードのシボもものともせず確実に固定できる優れ物だ。今回の試用では往復約140kmを走行したが、外れる気配は全くなかった。シガー電源コードをクレードルに接続し、オプションのVICS/ワンセグアンテナなどを使用する場合はそれらの配線も行う。nav-u本体の取り付けは、下部の凹みにクレードルの凸部を合わせて嵌め込むだけだ。
メニューから「行き先」をタップして、住所や電話番号、名称などから目的地を指定する。また、ジャンル検索約200万件、ガイドブックデータは、グルメぴあ:約10,000件、ゴルフダイジェストオンライン:約2,300件、こどもと遊ぼう:約1,200件、全国立ち寄り温泉:約200件と充実しているので、これらから検索するのも良いだろう。また、地図情報サイト「PetaMap(ペタマップ)からデータをダウンロードして活用することも可能だ。
ルートは、「推奨ルート1」、「推奨ルート2」、「有料道優先」、「一般道優先」、「一般道距離優先」、「距離優先」から選んで設定可能だ。また、「行き先」から「ルートの編集」と進み、経由先を10カ所まで指定することも可能だ。
ではナビゲーション画面をみてみよう。建物の形や道路幅、一方通行なども表示する「市街詳細地図」は全国1,335エリアを収録。収録エリアの面積比は前モデルNV-U3の約10倍に拡大されている。