本体には、HDMI入力端子とビデオ入力端子が搭載されている。PS3やハイビジョンレコーダー、古いゲーム機やビデオデッキなどを接続してモニタとして使用することができる

通常、液晶一体型PCは1台で完結しているため、映像入出力端子を搭載していないのが一般的。しかし、本製品の場合は、本体背面にHDMI入力端子とビデオ入力端子を装備しており、他のPCやハイビジョンレコーダー、ゲーム機、ビデオデッキなどを接続して単体ディスプレイのように使うことが可能。ディスプレイを1台に集約したいユーザーにはありがたい特徴だ。

しかも、液晶の周囲のベゼルが狭く、24型ディスプレイとしては非常にサイズが小さいので、設置場所も少なくてすむ。奥行きは最小190mmで、小さめのパソコンデスクの上にも十分置くことが可能。壁掛けにも対応しているが、タッチパネルを生かすなら卓上での使用の方が向いているかもしれない。

なお、本製品は、映像の盛り上がり部分などを抽出してマーキングを行う、「コンテンツ解析」という機能が搭載されている。これをオンにすると、コンテンツを取りこんだときに自動的に解析が始まるのだが、プロセッサ負荷が高いようで、ファンの音が少し気になることがあった。そんなときは、コンテンツ解析を一時的にオフにしてみるといいだろう。

「コンテンツ解析」を利用すると、録画番組のハイライトシーンを簡単に再生できるなど、テレビの楽しむ方を広げることができる。VAIOの初期設定の際にコンテンツ解析を有効にするかどうか聞いてくるので、利用してみたい場合は「利用する」を選ぶといい

製品に付属するキーボードとマウスはいずれもワイヤレスタイプ。このほか、リモコンも同梱されているので、離れた場所からでも操作はしやすい