ボードPCというユニークなコンセプトで人気を集めてきた「VAIO L」がフルモデルチェンジ。筐体デザインが一新されて洗練度が増したほか、上位モデルではVAIOとしては初めて光学式タッチパネルを搭載。さらにフルHD液晶や3波チューナー、BDドライブなどを装備しており、Windows 7世代にふさわしい新感覚のオールインワンPCに仕上がっている。

主な仕様  [CPU] Intel Core 2 Duo E7500(2.93GHz)  [チップセット] Intel P43 Express  [メモリ] 4GB  [HDD] 1TB  [ディスプレイ] 24型ワイド(1,920×1,080ドット)  [サイズ/重量] 約W582.4×D190×H429mm/約12.5kg  [OS] 64bit版Windows 7 Home Premium  [実売価格] 約240,000円

Windows 7採用にあわせて生まれ変わった「VAIO L」

自室には、あまり大きなPCは置きたくない。かといって、画面の大きさには妥協したくない。そんなわがままな要望を叶えてくれるのが、大画面と省スペース性を両立する液晶一体型のPCだ。ソニーの場合は、これまでそれを「ボードPC」というコンセプトで展開している。本製品「VAIO L VPCL119FJ/S」は、その最新モデル。Windows 7の採用にあわせて外観も中身も一新され、まったく新しいPCに生まれ変わっている。

フルHD対応(1,920×1,080ドット)の24インチワイドタッチパネル液晶を搭載。色再現性は高く、映像や写真が非常にあざやかに表示される

フロント部は、従来の空中に浮遊しているようなデザインから、液晶周りのフレームがスタンドの役割も兼ねるループデザインに変更された。搭載する液晶パネルはフルHD対応(1,920×1,080ドット)の24型ワイド液晶で、VAIOとしては初めて光学式タッチパネルを搭載。Windows 7でサポートされたマルチタッチ操作にも対応している。

本体には、地デジのほか、BSや110度CSにも対応する3波デジタルテレビチューナーを2基内蔵しており、テレビ放送のダブル録画が可能。また、Blu-ray Discドライブも搭載しており、録画番組の保存や市販のBDタイトルを再生して楽しむことができる。

背面には、アンテナ入力端子、LANポート、USBポートなどが搭載されている

CPUはIntelのCore 2 Duo E7500(2.93GHz)に、グラフィックスはNVIDIA GeForce G210Mに変更された。HDDは大容量1TBを装備しており、メモリは標準で4GBを搭載する。このほか、1000BASE-T対応のLANポートやIEEE 802.11b/g/n準拠のワイヤレスLANなど、通信機能も充実。なお、ループ部分にはFeliCaポートが内蔵されており、電子マネーやおサイフケータイなどをかざして簡単にオンライン決済することができる。

本体左側面にはメモリーカードスロットやIEEE1394、USB、ヘッドホン端子、マイク端子などが搭載されている

本体右側面にはBDドライブが搭載されており、BDビデオの再生やBD-R/RE、各種DVDメディアへの書き込みが行える

ループ左下には、FeliCaポートが搭載されており、オンライン決済なども簡単に行える