アイドルマスターCDの新シリーズとして、DS『アイドルマスター ディアリースターズ』の登場キャラクターたちが奏でる「DREAM SYMPHONY」。その第2弾となる「THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY 02 秋月涼」が11月4日に発売される。

2009年11月4日に発売される「THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY 02 秋月涼」のジャケットイメージ

その発売に先駆け、「MASTER SPECIAL」シリーズの際と同様に開催されたおなじみ(?)の「お茶会」だが、今回の主役はもちろん秋月涼役の三瓶由布子。「今回こういう形で涼ちゃんのアルバムが出ることになったのですが、このジャケットのイラストを見る限り、どこに男の子の要素があるんだろうって思いますよね(笑)。ゲームのディレクターさん曰く、『心以外はすべて女の子です』みたいな感じなんですけど、曲はけっこう涼ちゃん色が出ているかなって思い、とっても楽しく歌わせていただきました」という挨拶で始まったお茶会の様子をダイジェストで紹介していこう。

「Dazzling World」は甘さ増量

――「Dazzling World」を歌った感想をお願いします

秋月涼役の三瓶由布子

「今回あらためて歌わせていただいたのですが、すでに自分の中に完成した涼ちゃんというものがあったので、ゲームで歌ったときよりも歌いやすかったですね。ただ、歌詞がすごく甘いんですよ(笑)。同じ(渡辺)量さんが歌詞を書いてくださっているのですが、全編フルで聴くとより甘くて、これをどのように涼に落としこんでいくのかというところが、楽しくもあり、すごく難しいところでもありました」

――三瓶さんの中の涼のイメージは、最初のころと今とで違いはありますか?

「ゲームを録る前から男の子だということは聞いていたんですけど、もうちょっと男らしさがあるのかなと思っていたところが、すごく最初は"なよなよ"していて(笑)。それが、だんだんと成長していくごとに、男らしさと女らしさが一緒に増していくみたいな感じでしたね。自分の中でもアイドルとしての秋月涼ちゃんが作られていき、女の子らしさを"なよなよ"としたイメージで出すのではなく、ちゃんと女の子として自分の中で作っていくことができました。実はけっこう器用な子なんですけど、器用貧乏といいますか、押しには弱い子だなって思いました。アイドルマスターの世界は女性が強いイメージがあるので、どんどん流されていく涼ちゃんが目に浮かびます」

――三瓶さんと涼に共通点はありますか?

「私は『ぎゃおん』とは言いませんけど(笑)。いっぱいいっぱいなところですかね。自分を一所懸命に落ち着かせようってしているところは似ているかもしれません。愛ちゃん役の戸松遥ちゃんや絵理ちゃん役の花澤香菜ちゃんと3人でインタビューを受けたり、ラジオで話していたりすると、何となくですが、やはり年齢的にもまとめ役だよね、みたいな感じになるんですよ。きっとこの3人がキャラクターで一緒にいたとしても、やっぱり涼ちゃんがストッパーの役になるのかなと思います」

――オリジナル新曲の「ヒミツの珊瑚礁」はどのような曲ですか?

「タイトルに騙されてはいけません! 最初にタイトルを聞いたとき、私の中では、聖子ちゃんのイメージだったんですよ。でも、息継ぎをするところがどこかわからなくなるような、一度止まったら置いていかれてしまうような曲で、すごく疾走感があって、『Dazzling World』とはまたちがった感じの爽やかな曲になっています。対照的というほどではないのですが、『Dazzling World』はすごく甘くて、"涼ちゃんの女の子のイメージ"が詰まった曲になっているのに対して、『ヒミツの珊瑚礁』は、"男らしく成長した涼ちゃんの歌"というイメージで、聴いている人をグイグイと引っ張っていくような感じの曲になっています」

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