ASUSのハイエンドといえばご存じ「R.O.G.」シリーズ。「プロ向け」と説明されることが多いが、ここで言う"プロ"とは、オーバークロックのコンテストなどで上位を狙うような人たちのことだという。そのため、オーバークロック機能が充実しているのが特徴だ。また見た目のクールさにもこだわっているという。
R.O.G.シリーズの特徴。ノートPCを接続してオーバークロック設定を変えられる「ROG Connect」機能なども装備 |
「Maximus III Formula」(左)と「Maximus III GENE」(右)の2種類。ハイエンドにもマイクロATXの製品を投入 |
一般向けとなるのは、「P7P55D」という名称で始まるスタンダードシリーズ。もちろんこのシリーズが最も数が多く、5種類の製品を投入する。製品名は、上位から「Premium」「Deluxe」「EVO」「ノーマル」「LE」となる。
従来の「E」が「EVO」になったのだが、これまでの「E」の仕様が「Deluxe」寄りだったのに対し、新しい「EVO」はノーマルに近いんだとか。EVOとノーマルの違いはPCI Express x16スロットの本数くらいなので、「ノーマルがかなりお得。スロットが必要な人はEVOで、不要な人はノーマルでいいのでは。より強力なCPUを使いたい人はDeluxeを選んで欲しい」と述べた。
「WS」シリーズは、「P7P55 WS Supercomputer」のみ。このシリーズは"Work Station"という名称ではあるが、業務向けということでもなく、"特殊用途向け"として位置付けられる。何が特殊かというと、PCI Express x16スロットを5本搭載している点。グラフィックスカードの5枚差しが可能で、「とにかくVGAをたくさん載せたい人向けの製品」(岩崎氏)だという。