続いて、今後の変化にどれだけ対応できるか聞いてみた。タイプMは2008年秋冬モデルとして新登場したので、8月時点で約1年が経過したことになるが、Windows 7への対応やこれから登場するパーツへの対応はどれだけ想定しているのだろうか?

大町氏「Windows 7に関しては、アップグレード権を発行しているので問題ありません。これから登場するパーツに関しても、マイクロタワーならではの豊富な拡張性で、安心してお使いいただけると思います」

その器の大きい設計により、ユーザーカスタムの自由度も広く確保されたわけだ。また、同社のLuiサーバとしての機能を加えた派生モデル「VALUESTAR G タイプR Luiモデル マイクロタワー」も、タイプMの高性能、高拡張という商品性から、すんなり製品化できたという。

では、場合によってはユーザーが中身をCore i7マシンに総取っ替えするといった無茶なカスタムも可能なのだろうか。また、それだけのポテンシャルがありながらもCeleronをBTOメニューに残している意味はあるのか。無遠慮な質問を連発で投げかけてみた。一発だけなら誤射で許してくるかもしれないし。

野中氏「タイプMは標準的なmicroATXマザーボードを採用していますので、お客様が購入されたマザーボードを物理的に入れ替えることはできるかもしれません。しかし、もちろん保障対象外になりますし、ケースはタイプMの仕様に合わせて作り込んでいるので、動作するとは限りません。Celeronについては、法人様の需要を中心にいまでも根強い人気があるんですよ。個人で使われる方にはやはりCore 2シリーズが人気ですが、NEC Directから会社向けのパソコンをエントリー構成にして大量発注していただく方も多いですからね」

「VALUESTAR G タイプR Luiモデル マイクロタワー」は写真のPCI接続の「Luiサーバーボード」を搭載している。9月25日15時まで開催中の上半期感謝祭で発行されるクーポン使用時の価格は99,600円からで、クーポン使用時の価格は99,015円からで、こちらもRAID構築が可能だ

タイプMは、オンラインゲーム推奨モデルはFinal FantasyXI推奨スペックPCモンスターハンター フロンティア オンライン推奨パソコンリネージュII推奨パソコンの3タイプを用意している。このうち一番売れているのはFF XIモデルという

VALUESTAE G タイプMは、最低限のスペックで使うエントリー仕様から、バキバキにキメたハイスペック構成まで対応する器の大きなモデルというわけだ。ならば、この夏にメインマシンの新調を考えているなら、選択肢に入れるのも悪くないだろう。最後は野中氏の自信に満ちあふれた一言で締めたい。

野中氏「純粋な機能や性能を比較して、国産でコレと比較できるモデルはほかにないと思います」

NEC Directは9月25日15時まで、「上半期感謝祭」を実施中。Windows Vista Ultimateへプラス5,250円でステップアップできるなど、Windows 7に備えるには最適なキャンペーンとなっている