CPUにIntel Core 2 Duoの2.4GHzを採用し、メモリは2GB、さらにグラフィックチップはATI Mobillity Radeon HD 4570を搭載と、デスクトップPCに迫るパーツで構成されている試用機だが、実際のパフォーマンスはどれほどのものかをベンチマークテストで計測してみた。

まずは定番とも言えるオンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」のベンチマークソフト「Vana'diel Bench 3」でテスト。さすがに数年前のタイトルということもあり、まったく問題なく動作し非常に快適にプレイできるという結果になった。続いてバッテリ持続時間のテストのため、本体を高パフォーマンスモードに設定し、「Vana'diel Bench 3」のLOWモードをループ動作させるテストを行なった。標準の6セルバッテリが搭載されている試用機では、約2時間7分でバッテリ切れとなった。光学ドライブや無線LANなどへの通電をオフにしていない状態にもかかわらず2時間を超える駆動が可能だということは、省電力モードを活用すれば、さらなる持続時間が期待できるはずだ。

■Vana'diel Bench 3
High Low
6101 8502

さらにFuturemarkがリリースしている「PC Mark Vantage」と「3D Mark 06」でテストを行なった。PC Mark Vantageではトータルスコアが3325と、ノートPCとしてはかなりの高パフォーマンスを発揮。3D Mark 06の結果もあわせて見てもらえばわかるように、3Dの描写性能も悪くない。たしかにミドルレンジのデスクトップPCと同じとまでは言い難いが、それに近い性能となっているので、ヘビーゲーマーでなければ十分ゲーミングPCとして利用できる性能だ。

■PCMark Vantage
Score Memories Suite TV and Movies Suite Gaming Suite
3325 2462 2792 3346
Music Suite Communication Suite Productivity Suite HDD Test Suite
2955 3709 3614 2828
■3DMark06
3DMark SM2.0 Score HDR/SM3.0 Score CPU Score
4255 1516 1765 2161