スペック以外の変更点で注目したいのが、NFシリーズの中でもNF/D50NとNF/D40Nのみ選択できる新カラー「クリムゾン」が追加されたことだ。クリムゾンは以前から「LOOX T」シリーズや現行の「LOOX R」シリーズなどに採用されており、上品な大人のおしゃれ感を演出するカラーとして人気を集めている。ちなみに、ニンテンドーDS Liteにもクリムゾン/ブラックというカラーがあったが、FMV-BIBLOのクリムゾンはワインレッドに近いより深みのある仕上がり。そのシックな装いはビジネス用途でも使えるほか、さりげなく個性を出したい人にも最適といえる。もちろん従来の「アーバンホワイト」と「ランプブラック」も用意されているので、好みに応じた選択が可能だ。

ビジネスにも使える、深みのある上品な色合いに仕上げられた新カラーの「クリムゾン」

本体前面には無線LANのハードウェアスイッチのみというシンプルなレイアウト

右側面にはExpressCardスロット、SDメモリーカード対応スロット、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子、マイク・ラインイン兼用端子、USB 2.0×3、ミニD-sub 15ピンが並ぶ。USB端子の間隔が狭いため、幅のあるUSBメモリやケーブルを挿す場合にはやや注意が必要だ

左側面には光学ドライブを配置。試用機はBDドライブを搭載していたが、標準ではDVDスーパーマルチドライブとなっている

USB 2.0×1およびLANポートが搭載されている本体背面

さらにNFシリーズで最大の特徴といえるテンキーについても、ユーザーにとって嬉しい改良が加えられている。これは、NF/C50Nでは他のキーと比べてテンキー部分のキーピッチがやや狭いレイアウトとなっていたが、NF/D50Nではテンキー部分を含むすべてのキーで約18.4mmのキーピッチを実現したというもの。この効果は意外に大きく、ブラインドタッチでも違和感なく数字入力が可能で、結果としてタイプミスの軽減にも役立っている。また、キーピッチを拡大しながらボディーサイズ自体は変わっていないのも大きなポイントだ。

約18.4mmのキーピッチを実現し、数字入力がより快適に行えるようになったNF/D50Nのテンキー部分。ちなみにキートップも本体と同様に光沢仕上げとなっている