【3】鉄道の旅にもパスがあればお得になる

フランスは鉄道の旅も楽しい。新幹線TGVの路線も拡大し、ますます便利になってきている
(C)Paris Tourist Office Photographe:Amelie Dupont

フランス、そしてヨーロッパを鉄道で移動するのであれば、レイルヨーロッパが販売しているパス「フランス レイルパス」などのパスがあると何かと便利で、しかもリーズナブルだ。

「フランス レイルパス」を使うと、利用開始日から1カ月の有効期間内に、3日から9日間の使用日数を選んで鉄道の旅を楽しめる。例えば、最も安いパターンでは、3日間の期間、2等車利用で1人2万4,500円となる。

利用人数や年齢などによっても料金は変わってくるが、サイトでは簡単に料金の確認ができるようになっているので、ぜひこちらのシステムを利用しよう。なお、この夏はパリ、ブリュッセル、アムステルダムを結ぶ鉄道の旅が、最大55%オフとなるキャンペーンも展開中だ(レイルパスについては関連記事を参照)

【4】フランス通になれる? フリーペーパーあれこれ

フランスを知っている人向けではあるが、フリーペーパーにはガイドブックからは得られない情報が掲載されている

パリやフランスのコアな情報が入手できるものとしては、日本語フリーペーパーもおすすめ。老舗フリーペーパーの「オヴニー(OVNI)」(フランス語でUFOの意味)、発刊1年あまりの「ボンズール(BONZOUR)」があり、どちらも八重洲の「旅の図書館」などで入手できる。なお、「旅の図書館」も旅行の準備に利用したい施設だ(旅の図書館については関連記事を参照)

どちらのフリーペーパーもWebサイトがあるので、簡単にさまざまな情報が得られる。また、同じようにパリの情報を満載したサイト「カイエー・ド・パリ(Cahier de Paris)」(パリのノートの意味)も参考になる。

【5】使いこなせたらパリっ子? パリのレンタサイクル「ヴェリブ(Velib)

「ヴェリブ」は今後も広まっていくものと思われるので、注目していきたい
(C)Paris Tourist Office Photographe:Marc Bertrand

最後にご紹介するのは「ヴェリブ(Velib)」と呼ばれるパリのレンタサイクル。街中にレンタサイクルポイントが点在していて、最初の30分は利用無料、エコブームもあって、人気を博しているという。利用方法は「Cahier de Paris 日本語解説」の解説を参照していただきたいが、パリの街をある程度は知っていないと使いこなすのは難しいかも。それでも、パリでプチサイクリングを楽しむために、少しだけ利用してみるという使い方もいいだろう。乗車する場合は、くれぐれも交通法規についての注意をよく読んで、自動車に気をつけてフランス旅行をエンジョイしよう。