【2】「シティーパス」はフランス旅行の必需品

昨年もご紹介したシティーパスだが、このシステムを取り入れる町も増えてきており、いまやフランス旅行の必須アイテムとなっている。

パリから列車で約1時間で到着するシャルトルは、ゴシック建築の傑作である大聖堂で有名な町。「シャルトル・パス(Chartres Pass)」を昨年の24.5ユーロから、今年は15ユーロ(今年の12月31日まで)に値下げして観光客の誘致に力を入れている。パリを訪ねるのなら、ぜひシャルトルにも足をのばしたい。

モンマルトルの丘に建つサクレクール寺院。パリ市街の眺めもすばらしい
(C)Paris Tourist Office Photographe:Jaques Lebar

「イギリス人の散歩道」と呼ばれるニースの海岸。フランス随一のリゾートとしてあまりにも有名
(C)J.Kelogapian

その他、パリをはじめとする各都市のパスについては次のとおりとなっている。日本では販売されておらず、現地の観光局などで購入する必要があるものの、利用価値はかなり高いので、やはり購入がおすすめ。利用できる場所、特典などについては、各観光局のサイトで確認していただきたい。

各都市のパス一覧(一部紹介)

エリア パス名 価格
パリ Paris City Passport 5ユーロ(その年の12月31日まで有効)
リヨン Lyon City Card 1日パス18ユーロ、2日パス27ユーロ、3日パス36ユーロ
マルセイユ City Pass 1日パス20ユーロ、2日パス27ユーロ
ニース FRENCH Riviera PASS 24時間24ユーロ、48時間36ユーロ、72時間54ユーロ
ストラスブール Strasbourg - Pass 11,90ユーロ(3日間有効)
トゥールーズ Toulouse en liberte 10ユーロ(1年間有効)
ナント(ロワール地方) Pass Nantes 1日パス18ユーロ、2日パス28ユーロ、3日パス36ユーロ
レンヌ(ブルターニュ地方) Rennes CITYPASS 13ユーロ(2日間有効)
ナンシー(ロレーヌ地方) CITY PASS NANCY CULTURE / CITY PASS NANCY LOISIRS CITY PASS NANCY CULTURE は9ユーロ(その年の12月31日まで有効)、CITY PASS NANCY LOISIRS は13ユーロ(5月1日から10月31日まで有効)
エクス・アン・プロヴァンス Aix City Pass 15ユーロ(5日間有効)
アヴィニョン(プロヴァンス地方) Avignon PASSion 無料
モンペリエ(ラングドック地方) City Card Montpellier 1日パス15ユーロ、2日パス22ユーロ、3日パス28ユーロ
そのほか、主要美術館などが入場無料となる「Paris Museum Pass」(2日間32ユーロ、4日間48ユーロ、6日間64ユーロ)もあり。日本でも購入可能(詳細は公式サイトを参照)。