音とともにボタンが光り、指定のソフトウェアが起動するキーボード上部のワンタッチボタン

機能面やインタフェースについては春モデルを踏襲している。まず、キーボード上部には「Support」「Internet」「Mail」「Eco」「Camera」という5種類のワンタッチボタンを配置。筆者はSシリーズが初めて登場した時、不覚にも指先で「ギュっ」と押してしまったが、タッチセンサーを採用しているため実際には軽く触れるだけで十分に反応してくれ、デザイン的にも美しくまとめられている。

1,280×800表示の14.1型ワイドスーパーファイン液晶は、動画や写真が鮮やかに見えるグレアタイプを採用。グレアとノングレアは好みなどにより賛否両論だが、外光が映り込みやすい屋外で積極的に使うような機種ではないため、ノングレアのオプション設定が用意されていないのも頷ける。

14.1型ワイドスーパーファイン液晶の上部には、有効画素数約130万画素のWebカメラを装備

インタフェースで注目したいのは、HDMI出力端子を搭載していること。大画面テレビで写真やブルーレイコンテンツが楽しめるのはもちろん、最近増えているHDMI対応のプロジェクターにつなげば、ホームシアターやプレゼンテーションにも活用できる。もちろんミニD-sub 15ピンも装備しているため、従来のプロジェクターや外部ディスプレイに接続する際も安心だ。

そのほか、セキュリティ性能を高める指紋センサ、ネットワークおよび周辺機器との連携が容易なワイヤレスLANやBluetooth機能、ビデオチャットに便利な有効画素数約130万画素のWebカメラなども装備している。

本体前面にはワイヤレスLANのハードウェアスイッチ、SDメモリーカード/メモリースティック対応スロット、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子、マイク・ラインイン兼用端子をスッキリとレイアウト

USB 2.0×2、LANポート、Blu-ray Discドライブが配置された右側面

左側面にはUSB 2.0×1、HDMI出力端子、IEEE1394、ミニD-sub 15ピン、ExpressCardスロットを搭載。ゴミや埃の流入を防ぐため、ミニD-sub 15ピンにはカバーが装着されている

背面にはインタフェース類が一切ないデザインなので、周辺機器を接続する際に本体を回転させるといった手間も不要

底面右上には清掃用のダストキャッチャーも用意されている