HP Officejet 6500 Wireless All-in-Oneは、ADFや両面印刷機能、無線LANなど、ビジネス複合機としては非常に多機能な製品だが、HP Directplus価格で直販価格21,840円と、価格はかなり低めの設定になっている。インク消費量をコントロールしてランニングコストを抑えられるので、SOHOなどでガンガン使い倒したいユーザーには最適な製品だといえる。
個人的に少し残念だったのは、プリント時の駆動音が少し大きめな点。とくに、「はやい(最速)」モードは振動も大きく、深夜に使用するには少しはばかられる印象があった。「高画質」モードだと駆動音や振動はかなり抑えられるので、利用シーンに合わせて使い分けるようにすると良い。
機能的には、デジタルカメラのダイレクトプリントなども搭載されており、ビジネスだけでなくプライベートでの使用も視野に入れた設計になっている。フォトプリントの品質も十分で、とにかく多機能なプリンタがほしい個人ユーザーにもお勧めできる。
なお、よりヘビーに使いたいビジネスユーザー向けには、本製品の上位機種「HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」も用意されている。4色すべてに顔料インクを採用したインクシステムや、プリント、ファクス、スキャン、コピーのすべてに対応した自動両面機能など、本製品にはない特徴も持っているので、比較検討してみるといいだろう。
■仕様 | |
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HP Officejet 6500 Wireless All-in-One | |
オンデマンド型サーマル・インクジェット | |
4色独立インクシステム | |
最高4,800×1,200dpi | |
モノクロ:最高32ppm、カラー:最高31ppm | |
光学解像度:2,400×4,800dpi、最大補完解像度:19200dpi | |
CCITT/ITU Group 3 ファクシミリ | |
A4 | |
W476×D473×H258mm/約9kg | |
自動両面印刷ユニット、HP 920インクカートリッジ、電源コード、マニュアル、ドライバCD-ROM、USBケーブル、LANケーブルほか | |
21,840円 |