ハンドユニットなどのオプションも多数発売予定

コントロールボード関連のオプションについては先に少し触れたが、他にもさまざまな拡張オプションの展開が考えられており、その第1弾として予定されているのが、専用ハンドユニット「ZERO-HAND」だ。標準の腕先と同サイズなのでフォルムを崩さずに交換可能。1自由度ながら巧妙なリンク機構とバネにより5本指でモノをつかめるという、ホビーロボット用としては画期的な製品だ。パワーも十分で、鉄棒を握らせて懸垂をさせたり、ロープを垂直に上らせることも可能だという。正式な発売時期、価格は未定だが、8月中、両手セットで2万円以下を目指すという。

動画
オプションとして発売予定のハンドユニット「ZERO-HAND」
ゆっくりで少々分かりづらいが、指をはさんでみた様子(筆者も体験したが、想像に反してちょっと痛いぐらいのパワー)(wmv形式 2.94MB 23秒)

他には「センサー拡張ボックス」も発売予定。赤外線式測距離センサなどを搭載するために背面に装着する追加フレームで、装着後の姿はちょうど「機動戦士ガンダム」に登場する地球連邦軍の中距離支援用試作モビルスーツ「ガンキャノン」のようなイメージになるようだ。

また、JO-ZERO専用サイトでは、発売後に月10本程度のペースでサンプルモーションも無償公開していく予定。格闘バトル以外にも1人で遊べるような新しい楽しみ方を提案したいということで、まずは野球やゴルフ、ロッククライミングなど、いろいろなスポーツにチャレンジするモーションシリーズの公開を予定しているそうだ。その他、自律動作用のサンプルスクリプト公開も考えているとか。