本製品は、ベゼル右下にタッチセンス式のボタンが搭載されており、指で触ることでさまざまな操作を行うことができる。ユニークなのは、指を近づけるとベゼルに内蔵された赤色LEDがふわーっと点灯するところ。見た目がおもしろいだけでなく、どの部分をタッチすればいいのかが分かりやすいのがいい。

操作ボタンはタッチセンス式になっており、指を近づけると内蔵されたLEDがぼんやり発光する仕掛けになっている

ただし、このボタン部の反応がにぶく、数回タッチしないと認識しないことがあったのが少々残念。もっとも、あまり敏感でも困るので、このくらいがちょうどいいという意見もあるだろう。

ボタンにタッチすると、OSD(オンスクリーンディスプレイ)が表示され、液晶の色調やコントラスト、明るさなどを調節することができる。OSDには、単に画質を調整する以外にも、さまざまな機能が用意されている。

たとえば、「Photo Effect」を選ぶと、液晶に表示されている画像をぼかしたり、セピア調にしたりすることが可能。「EZ ZOOMING」を選択すると、解像度を一時的に下げて、細かい文字などを見やすくすることができる。「F-Engine」では、映像ソースに合わせて表示モードを切り替えることが可能だ。このほか、適切なアスペクト比で映像を表示するための「4:3 in Wide」などの項目も用意されている。

OSDを表示させたところ。液晶の色調やコントラスト、明るさなどを調節することができる

「Phot Effect」機能。表示されている画像をぼかしたり、セピア調にしたりすることができる

「F-Engine」機能。「ムービー」や「インターネット」などのモードが用意されている。映像ソースに合わせてモードを選ぶことで、画質を簡単に最適化することができる

室内の明るさを感知してバックライトの輝度を自動的に調整する「自動輝度」や、画面の一部領域以外をブラックアウトしてYouTubeなどの動画を見やすくする「シネマモード」などの機能も搭載されている