「Camtasia Studio 6」 |
最近では様々なWebサイトやWebサービスでの動画によるチュートリアルが増えつつある。例えば、マイクロソフトの「Internet Explorer 8」では同製品を利用することで得られるメリットのイメージ動画の他に、同製品を使いこなすためのチュートリアルビデオ、使用環境を想定したシナリオビデオ、他のWebサービスとの連携を知ることができるパートナービデオが用意されている。
従来であれば写真と細かい解説が記されており、そこに専門用語が含まれると"もうお手上げ!"なユーザーもいたであろう。著者も、とあるCMSをサーバへインストールする際に言葉だけじゃなく手順を映像で見ることができたらいいのに……、と何度思ったことか。
TechSmithの「Camtasia Studio 6(以降カムタジアスタジオ)」のWebサイト |
今回ご紹介するテックスミスの「Camtasia Studio 6(以降カムタジアスタジオ)」は誰でもカンタンに「動画として見ることが可能な説明書」を作成することができるものだ。用途は単なる説明書やチュートリアルにとらわれず、製品のプレゼンテーションなどでも大いに活躍が期待できる。アイデア次第で様々な応用が可能なだけに注目して欲しい。対応OSは、Windows XP / Vistaとなる。同社のWebサイトでは体験版も公開されているので、試してみてほしい。
体験版をインストールする
ここでは、体験版のインストールからはじめて簡単なインストール動画チュートリアルを作成してみることにする。同社のWebサイト右下にあるCamtasia Studioの欄の"試用版"とあるところをクリックし、"camstasiajp.msi"をダウンロード。ダブルクリックでシンストールを開始する。
"試用版"とあるところをクリック |
camstasiajp.msiをダウンロードし、ダブルクリック。 |
インストーラーをダブルクリックすると、Camtasia Studio 6のインストールが開始する。指示に従って[次へ]をクリックしていく |
ライセンスの画面では、30日間の評価にチェックを入れて[次へ]をクリック |
Camtasia Studio 6ではMicrosoft PowerPointのアドインとしても機能させることが可能だ。アドインとして機能させる場合にはここでチェックを入れる |
インストールが完了する |
難しいと思うなかれ。操作は至極カンタン!
「カムタジアスタジオ」の最大の特徴は、ユーザーに対して何ら難しい操作を要求することなく、ハイクオリティな動画を制作できる点に尽きるだろう。画面も至ってシンプルで、既存の動画作成ソフトのように「どのボタンが何を意味しているのかわからない」という、取っ付きにくさが極力排除されているのがわかると思う。
[スタート]メニュー → [すべてのプログラム] →[Camtasia Studio 6] → [Camtasia Studio]でソフトは起動する。起動後の画面がこちら。「タスクリスト」「クリップビン」「動画エリア」の3ペイン構造となっている |
起動直後に画面中央にダイアログが表示されるので、ユーザーは目的に応じたボタンをクリックするだけでオーケーだ。もちろん、ダイアログには従わず「タスクリスト」から「メディアをインポート」/「タイトルクリップ」/「音声ナレーション」/「カメラから録画」を直接選び、動画ファイルを作成することも可能だ。今回は、「タスクリスト」の最上部に位置する「画面を録画する」を使って、ソフトウェアをインストールする過程をチュートリアルビデオとして作成してみることとしよう。