以下は点数によりメッセージを表示する例題です。

[リスト11]ReiSelect2(Select文例題.xlsm)

Sub ReiSelect2()
    Select Case Cells(1, 1)
     Case Is >= 60
        MsgBox ("合格です")
     Case Is >= 50
        MsgBox ("もう少しです")
     Case Else
        MsgBox ("がんばってください")
    End Select
End Sub

(3)Select Case 変数 Case 値1 To 値2 End Select

変数の値が値1と値2の間にある場合に処理します。

[リスト12]「Select Case 変数 Case 値1 To 値2 End Select」の書き方

Select Case 変数
   Case 値1 To 値2
       変数が値1から値2までの時の処理(複数行可能)
   Case 値3 To 値4
       変数が値3から値4までの時の処理(複数行可能)
   Case Else
       変数が値1から値2まででなく、値3から値4まででもない時の処理(複数行可能)
End Select

値の範囲を指定する時に使う構文です。たとえば変数がxの時、60 To 100は「60 <= x <= 100」となります。

図7:(3)フローチャート

以下は(2)と同じく点数によりメッセージを表示する例題です。値1 To 値2 の時、「値1<=値2」の必要があります。

[リスト13]ReiSelect3(Select文例題.xlsm)

Sub ReiSelect3()
    Select Case Cells(1, 1)
     Case 60 To 100
        MsgBox ("合格です")
     Case 50 To 59
        MsgBox ("もう少しです")
     Case Else
        MsgBox ("がんばってください")
    End Select
End Sub