ケース内エアフローを重視した薄型水冷ユニット

水冷ユニットは、ケース内エアフローを重視した、ポンプ・コントローラ・ラジエータが一体化された薄型のものだ。ポンプとラジエータが一体化されているのでサイズはコンパクト。基本的にはメンテナンスフリーであるため、水冷ながら購入後に殆ど手間がかからないところもポイントだ。また、ステータスディスプレイを装備しており、ファン回転数やポンプの水流量、水温などのステータスを目視確認できる。

水冷ユニットはメンテナンスフリータイプ。ユニットが小型なのでケース内のスペースを圧迫しない

ステータスディスプレイも搭載。ケースの側面パネルにはちょうどこの位置に窓が設けられており、わざわざパネルを開放しなくても確認できる

動作モードは3つで、Quietモードで1,100~2,500rpm、Performanceモードが同じ1,100~2,500rpmだがシステムによる自動調節機能を利用可能、Fullモードで2,900rpm固定、いずれもラジエータ部に搭載されたファンの回転数を制御できる。これらモードの切り替えは側面に搭載された小さなプッシュボタンで切り替え可能だ。

Fullモードではさすがにファンノイズが気になるが、QuietあるいはPerformanceモードであれば、ほとんどの状態でファンノイズを耳障りと感じることはない。あえて言えば、ポンプの動作音に関しては静まりかえった深夜の室内などの場合、やや気になるかもしれない。もっともポンプの音は水冷ユニットの宿命とも言えるところなので仕方の無いことかもしれない。