ENERMAXブースでは、そのほかにも興味深い展示が行われていた。去年は4P Opteron+RAIDや3-way SLIを使ってデモンストレーションしていた同社。今年はアクリルケースに電源ユニットを収め、その横の3連スポットライトで内部を暖め、そうした高温の状態においてRadeon HD 4850カード×6枚を搭載したCore i7システムや、GeForce GTX 285の3-way SLIを構成したCore i7システムなどを安定動作させるものだ(さすがにマザーボードはアクリルケースの外にある)。アクリルケース内の温度はモニタリングされており、おおよそ65℃~70℃。使用されている電源ユニットは「Revolution 85+」の1050W版。電源ユニットの信頼性をアピールするものだ。
次はGIGABYTE。80 PLUS Goldの「Gold Power」、80 PLUS Silverの「Silver Power」シリーズを出展していた。なお、現時点では80plus.orgのリストに掲載が無いため、近日認証予定の製品と思われる。Gold Powerはまず900W版を投入し、1000W版も計画されている。一方のSilver Powerはまず700W版で、900W版の予定もあるとのこと。Gold Power 900W版のスペックは、4系統の+12Vラインで最大出力72A、日本製固体コンデンサを採用、冷却は14cmファン。Silver Power 700W版のスペックは、4系統の+12Vラインで最大出力66Aなど。
同社のその他の電源製品としては、「ODIN Plus」の700W版の登場が8月(現地)予定。ソフトウェアによる電源管理が可能な「ODIN GT」の450W版、1200W版も登場予定だ。日本製固体コンデンサの採用など、同社マザーボードやグラフィックスカード同様の高品質をうたっている。